Prologue 1日目:8月24日(金) フェリーで移動 2日目:8月25日(土) 襟裳の春ぅぅわぁ〜ぁ♪ 3日目:8月26日(日) 納沙布岬!&開陽台 4日目:8月27日(月) 宗谷岬! 5日目:8月28日(火) サロベツ原野・美瑛 6日目:8月29日(水) 富良野・十勝 7日目:8月30日(木) フェリーで移動・Epilogue ツーリングデータ ★移動工程図 (X=宿泊)
※苫小牧発反時計回り![]()
・2000年3月。10年以上のブランクを空けてCB400SFを買ってしまった。 ・同8月。生まれて初めての北海道ツーリングに行った。 ・同11月。大型二輪免許を試験場で取った。3回で合格した。 ・同月CB400SFを売り飛ばし、X11を買った。 ・同12月末、立ちコケでバイクが足の上に乗っかり、骨折。 ・21世紀初頭。3ヶ月バイクに乗れなかった。 ・2001年3月ライダーに復帰。 ・同7月、骨折中に書いた昨年の旅行記が7月号「俺旅」に掲載された。 ◎そして8月、今度はX11で北海道行きを計画した。7月に入ってから若干体調が悪く、8月に入ってもいまひとつで、昨年同様 16日出発の予定を24日に変更。かなり前から上司同僚隣近所に言いまわっていた のでいかねーわけにゃいくめぇ!今年のプランは以下の通り。
1) 24(金) 09:00 大洗発 2) 25(土) 05:15 苫小牧着。襟裳岬〜釧路 [350km] 3) 26(日) 根室半島〜裏摩周〜知床〜網走 [340km] 4) 27(月) 宗谷岬〜ノシャップ [320km] 5) 28(火) オロロンライン〜留萌〜美瑛 [260km] 6) 29(水) 美瑛〜大雪山〜登別。23:40 室蘭発 [200km] 7) 30(木) 18:30 大洗着:帰宅出発の週、超大型の台風11号がやってきてやきもきしたのだが、どうにか 去ってくれたようだ。この1週間前のスケジュールだと多分遭遇することになり ラッキーではあった。事実1週間前に言っていた連中は帰りのフェリーが欠航と なり、帰りが遅れた模様である。
前日、早く帰るつもりであったが仕事にハマり、帰宅が遅れた。仕事は上司に お願いしてしまった。全く支度をしていなかったので急いで支度を。なんか去年より かなり軽い荷物になってしまったが大丈夫かな?まぁ外国の秘境にいくわけじゃなし カネと免許さえあればあとはどうにかなるだろう。早めの就寝の予定が結局寝たのは 24時過ぎであった。
4:10AM起床。ううう、なんか良く寝れなかった。まぁこれはフェリーのなかでとり 返すとしよう。がんばって起床した。
5:10AM 荷物を括り付ける。夏場とは言え、まだまだ暗い。カミさんに 出発前の写真を撮影してもらう。我が家は川崎である。首都高湾岸線の羽田に 入り、料金所を経て、葛西JCTから6号〜C2で三郷に向かう。朝早いせいか とくに渋滞もなく、常磐道に入る。既に70km近く走っているので最初のSAで 一服し、また高速に戻る。
明日の到着は早朝ということもあり、友部SAでガスを補給しておく。大洗に向かう らしいライダーがちらほらしている。友部JCTから北関東自動車道に入り、ほどなく して水戸大洗インターにおりる。
ここからは大洗海岸を目指す。フェリーとか港とかいった看板がないので戸惑う のかもしれないが、先日大洗海岸に行った人(古関君ありがと!)に頼んで道筋など を聞いているので安心して走行。海岸を過ぎしばし走ると港にフェリーが見え、 その先の看板にフェリー乗り場の案内が。苫小牧行きのフェリーの駐車場にバイクを止める。7:15AM。8月も下旬だという のにかなりの数のバイクがある。 出航2時間前の7:00AMに来いといわれたのに 遅刻だな。
フェリーは電話予約だけで、入金もしていないのでキャンセルされたらたまらん と思い、足早にチェックインカウンターに向かう。カウンターには結構な人が 並んでいる。やっと自分の番になって予約番号を伝えると特に問題なくチェック インできた。乗船案内は8:00AM頃とのことである。バイクのところに戻りヒマを もてあましていたら、となりのハーレーの方が話しかけてきた。まだ時間は たっぷりある。べちゃべちゃとりとめのないことを話す。そうこうするうちに乗船案内が。バイクに乗り、乗船を開始。で、バイクは 船の一番下層に置かれることになる。船底あたりまでおりて止めたのはいいが、 どうかんがえてもこれって駐車場所が違ってるよなぁと思ったが、船員のおっさん は気にせず淡々とロープを伸ばしてバイクを固定していた。
で、船室に向かう。今回も例によって2等寝台を選択した。今回は、昨年と異なり 二段ベッドの上段だ。荷物整理やらをしているとさっきのハーレーのオーナーさん が下の段に来た。奇遇だなぁ。向こうも一人みたいだしこの先の20時間はしばし 行動をともにする機会がありそう。
まぁ何はともあれビールかな。睡眠不足解消のための薬だ。朝っぱらから ビールじゃ、うっひっひとか思いながらビール持って歩いていたら(どうも顔に でていたようで)さっきのハーレーさんに出会い、ニヤリとされてしまった。
9:00AM。何はともあれ出航だ。
個室でメールなど見ながらビールを飲む。1本呑む前に気絶するかと思ったが 2本目に手をつけてしまう。2本目を飲み終わったのだがまだあんまり眠くない。 でも一応横になったら、寝れた。
起きたら14:00。なんか曇り気味の船外で、ちょっとやな感じだ。サンルームにでて海をみながら持参のおにぎりをパクつく。 曇り気味ではあるもののうねりはあまりなくそこそこ快適な海の旅だ。しかし! ヒマだっ。飯をくってしまったらやることもない。しばらく海をぼけら〜っと 見ていたが、落ち着きのない性分でもあり、また個室ベッドに戻り横になる。 あまり眠くなかったものの、うつらうつらと寝てしまったようだ。
17:30のレストラン再開のアナウンスで目が覚める。残りのおにぎりを食べ、 シャワーを浴びて、ドライヤを借りて髪を乾かす。そしてやっぱりビールに 走る。これで4本目だから2リッター呑むことになるな。生意気に俺のバイク の排気量を超えていらぁ。…ってまぁ関係か。明日は5:15AM到着 とのことで、またしても4:00AM起床だな。ビールを飲んだら早く寝ることに しよう。
とは思ったものの、まだ22時だし、もちょっと起きててもいいかなと、 サンルームに行く。そこにさきほどのハーレーさんが居たので、ビール を呑みつつ話しこむ。ハーレーさんは埼玉のKさんという方であった。 話しがはずみビールも1本おごっていただいた。 23時近くなってきたので寝ることにする。
明日は上陸。メインターゲットは襟裳岬だ。天気はいいかな。 風はかなり強いんだろうなぁ。明日も良い天気でありますように。 時間的には余裕があるし安全運転をこころがけよう。フェリーの出口で コケないようにしないとな。〇本日の走行 5333-5484 =151Km
2時にトイレに起きたものの、再度寝に入った。起床は4時なのだが、ちゃんと 起きれるかな?
どうにか4時に起きた。そういや昨日も4時起きだったなぁ。眠いが、がんばって 起きて冷たい牛乳とタバコで目を覚ます。ぼちぼち他の人も目を覚ましだし、洗面所 も混み出す。
下船案内が4:30AMとのことなので早めにパッキングをし支度は万全だ。が、時間 になってもまだアナウンスはない。サンルームに行くと、苫小牧港に接岸中であった。
5:15AM過ぎバイク連にも下船案内がでる。それにしても狭い船底だ。みんな一斉に エンジンをかけ始めるので、換気不充分なこの場所では、排気ガスが充満し、 目がチカチカしてくる。うう気持ち悪いィとなりそうになったあたりでやっと 下船OKのサインが。コケ無いように出口に向かい、一気に船をでる。おお、朝日が まぶしい。2001年8月25日 5:40AM 北海道上陸!。
Kさんとは、途中のR237の分岐まで一緒に行くことに してあったので、2台で一路日高自動車道/R235に向かう。バイク連中が蜘蛛の子を 散らすように走り出していく。フェリー乗り場から R235へは10分位の距離である。しかしかなり寒い。早朝ということもあるがかなり 厳しい。で、ボケっとしていたら日高自動車道に入りそびれて下道R235を走ること になってしまった。無料道路なのでちょっと惜しい気もしたが、後で考えると寒い し、ちょうど良かった。
1Hくらいしばし走ってちょっと休憩。KさんはR237で富良野方面に行くと 行っていたが、釧路まで同行することになった。
Kさんとハーレー、そして 私とX11の旅の始まりである。きっかけとは 面白い。出航前にKさんのハーレーの後ろに、自分のバイクを止めていなかったら 多分こうはならなかっただろう。さて、後はひたすらひたすらR235を南下である。日は昇ってくるものの海沿いの この道は結構寒い。もしかしてこのあたりは寒流が流れているのであろうか? 若干空腹を覚え、道の駅に入ってみるものの、レストランは10:00からだった。 うう、まだ8:00AMにもなってないや。一服しまた南下を始める。
浦河のあたりからは町も少なくなり、ひたすら海岸沿いの道を走る。相変わらず 寒い。緯度が下がるにつれ普通は暖かくなるはずなのにここではさらに寒くなる ようだ。左に絶壁、右にしけて白波を立てる海を見ながら黙々と襟裳岬を目指す。
岬に近づくと国道ではなく県道ならぬ道道34に入る。この辺りになると霧が ところどころ出てくる。さらに襟裳に近づくと太陽は出ていて霧もでていて何か 雲の上を走っているようだ。そんな道を過ぎ、そして、ついに!襟裳岬 10:10AM 到着!。
この展望台からはさらに先まで行ける道があるようだ。先に進んでみるとさっきの 展望台は岬のさきっちょかと思いきや、まだ先に先端部の岩場がある。 先端部でも一枚撮ってみた。 さすがにここは結構風が強い。
この時かなりいい天気であったが、先ほどの展望台に戻る合間にどんどん ガスが出てきた。なんか サンフランシスコの霧を思い出す。あと、恐怖映画の「ザ・フォッグ」も 一瞬髣髴とさせるものがあった。短時間ではあったがこの場所を堪能したぞ! しかしどうでもいいが、ずぅ〜〜っと森進一がかかっていたのには閉口した。 しばらく頭の中に残ってしまった。走り出してからもメットの中で歌っていたのは 言うまでもない。
さて、今日の宿泊地目標は釧路である。ここからまだ150kmはある。先を急ぐと しよう。11:00AM、途中百人浜レストハウスでお薦め「大漁ラーメン」を食べた (写真撮り忘れた)。結構早めについてしまって、開店までの20分ほど 待たされてしまった。
ここはツーリングマップル情報にもあるので、他のライダーも訪れ 同じモノをオーダーしていた。塩味ベースで、各種海産物が入っていて¥920 は、リーズナブルな値段である。観光地の食事(それも名産系)がだいたい¥1000 を超えるのが当たり前のご時世に¥1000札でお釣りが来るのはありがたいこと である。おいしかったっす。ただ一言、カニはさすがにカニカマボコでした。 俺は好きだからいいんだけどね。北海道でカニカマ?!と思う人もいるといけない ので一応警告しておく。さてまた車上の人となり、来た道と同じような道を進んでいく。 海を見るのは好きだが、さすがに核戦争後みたいな(見たことあんのか?) 灰色の海ばかり見ていると寒いせいも手伝ってちょっと疲れる。 また、潮風でメットのシールドが曇ってくるので気を使うことになる。 ま、休み休み行こうかね。
道道からR336に入りしばらく海沿いを走った後、若干内陸に向かい、さらに 進んでいく。この先何もないが、途中晩成温泉があるとのことで、ちょっと 寄ってみる。が、建物系温泉であり、混浴露天風呂ではない。こりゃつまんねぇやと、 写真撮影のみで終わった。 このあたりでは天気が少し良くなってきたのは幸いであった。十勝川を過ぎると、滝川・富良野から来る R38 に変わる。 この分岐点でホクレンに入り道内最初の給油をする。ここで緑のハタを get。今年は黄色ではなく緑なのかぁ?(とその時点では今年から3色に なったことを知らない)。しかしながらホクレンさん、立地場所を見ると 各国道の分岐点に存在している場合が多くエライ。
そうして、R38もまた 淡々とこなしていく。ここに入るとかなり山間部っぽくなる。山間の道を楽しみ つつ、でも途中気の毒な覆面パトに捕まったライダーや、覆面パトそのもの (黒セダン、フェンダーミラー、2人乗り、サブミラー付き)に遭遇しながら、 歩を進める。
当初予定では、 その気になれば弟子屈あたりまで…と思っていたが、どうやら釧路がちょうど いいだろう。Kさんとも相談し、途中の道の駅「しらぬか恋問」から釧路の宿に 電話を入れた。
威勢のいいおばちゃんがでてきて、「はい二人ね?大丈夫だよっ!香取君とK君 ね?遅れないように気をつけてきてねっ!」かとりくんねぇ… まいいか。んで、途中は省略し、釧路市内に入り野性的本能で迷うことなく16:40宿泊先に たどり着いた。ここは民宿で通常は¥2000だが、ライダーに限り、 ¥1200で宿を提供してくれる。が、追加で風呂が¥200、ふとんが¥1000。 合計すると民宿使用より高くなるので、寝具をお持ちでないKさんと「じゃ、 民宿料金でいいよ」。
案内された民宿の部屋は6畳くらいで先客がいるようであったが不在あった。ま、何はともあれ飯だ。店のおばちゃんのお薦めで 釧路フィッシャーマンズワーフ界隈にKさんと繰り出す。歩いて数分のところに それはあり、そこに海岸端の海鮮炉辺があった。ここもそこそこ寒いのであるが テント内部には炭火の大きなコンロがいくつもあり、熱気と活気がある。
他にもそれっぽい店はあるが、ここには6店舗程の屋台系商店が軒を連ねて おり、それぞれいろんな海産物がある。なんか面白そうなのでここで飯を食う ことにする。チケット制なので入り口でチケットを¥3000分購入し、 まずは地ビールだっ!ぷっはぁ、うめぇやっ!そして食うべし!野菜・ウニのホイルの包み焼き、生カキ焼き、ちゃんちゃん焼き 、でっけーホッケ、などなどビールを飲みつつ堪能した。さらに¥3000分 チケットを購入し、イクラ丼まで頼んで食ったが¥1000ほど余ってしまった ので新規に来たにーさんに2割引で売りつけて退散することにした。
おいしいビールと、おいしい食べ物を食って二人で¥5000とはかなり 安い部類である。いやー余は満足じゃ。そういやデジカメ持っていかなかった のはかなり大きな失敗であるが、うまかったからいいや。お読みの皆様は 想像で楽しんでください。めっちゃうまかったっす!生きてて良かったっ!宿に戻ると先着の客が。彼は東大医学部(!)のチャリダー山形君である。 うひょー医者の卵は初めてみたぞっ!私とKさんでジロジロ観賞。 「その節はよろしく」とか訳わかんないことをいいつつ宴会をすることになった。
近くのコンビニに買いに出たのはいいが、霧がすごかった。道は暗いし、ちょっと おっかねー。が、無事かって戻り、皆で カンパイ!。 んで、そこそこ呑んだら眠くなった。もう寝るとしよう。明日は今回のハイライトの 日本最東端、納沙布岬だ。開陽台・裏摩周・知床横断道路…やることは多いぞ! 気合を入れて寝よう!〇本日の走行 5484-5866 = 382km
うーん、酒のせいか良く寝れた。6:30AM、今日も走るぞ!が、その前に和尚市場 で土産のカニをgetだ。さんまの刺身もうまいそうなので、朝飯もついでに済ませて しまおう。Kさん、山形君の3人で朝の釧路の町をブラブラ歩き始める。 釧路とはいえ普通の地方都市の風情であり、こんなところに市場があるのかな? まぁ観光客目当てで作ったところかもね。とかいいながら到着!さて食うぞ!日曜日はお休みであった。
げろげろ。テメーら日曜日に休みたぁ観光客をなめてやがんなっ!さんまの刺身 が食えない食い物の恨みも手伝ってミョーにハラがたつ。がしかたない。 写真だけ撮って宿に戻ることにする。 今日の朝ご飯は近所のローソンのおにぎりとなった。
というわけで支度を始め、山形君に見送られ、Kさんハーレーと共に8:00AM出発。 今日は曇天であり、天気予報によるとこの先あまりいい天気は期待できなさそう。 ま、いいや。ライダーは何があっても走るのが命。今日のメインターゲットは 根室半島、日本最東端納沙布岬である。
釧路市内から、R44 に向かう。厚岸までかなりの道のりで、なおかつ何もない。 またしても二人で黙々と走る。霧模様の天気であり、この中を走っていくと メットがスリガラス状になっていく。撥水剤を塗ってはいるものの、これでは 水滴にならないので流れない。グローブで拭うと、やっと水滴になり流れていく。
途中で発見したのは、シールドを拭った後で横を向くと撥水剤の効果もあって 水玉がどんどん流れていく。後でKさんに「よそ見してましたねー」といわれたが、 殆どがこれである。アタマは横を向いているが視線は横目状態でちゃんと前を 見ているというなんともブキミな走行を続けたのであった。とかなんとかやりながら、厚岸界隈に近づく。 厚岸の手前に「あっけし望洋台」があったが、 霧が立ち込めるばかりで、風景はそれこそ茫洋としている。そのまま通過し、 厚岸の道の駅で休むことにする。 天気がよければ、バックはきれいな海が見えているはずであるが…
さらに歩を進め、そのままR44では面白くないので道道123から海岸沿いの ルートに変更する。が、これが失敗。しばらく走らないうちに路面が濡れだし、 雨ではないものの、飛沫でバイクが汚れ始める。6キロほどで海岸沿いに到達し 左折し太平洋シーサイドラインに入る。途中、ムツゴロウ王国の看板があった。 ここに入ることはできないが、売店には寄れるそうな。であればあまり興味は わかないのでそのまま通過。しかしながら、やはり曇天の中荒れ模様の海を 見ながら走るのはちょっとヘコむ。霧とも雨ともつかないものが途中ちらほら でており、夏ジャケットではかなり厳しい状況である。出掛けに呑んだコーヒーの出力要求がかなり高まってきたので途中の道で ちょっと休憩。道は果てしなく 国道を外れているので、行き交う車も殆ど無い。あまりに静かなので、いままで 走ってきた走行騒音がちょっと耳鳴りとして聞こえてくるぐらいである。 メットの潮をぬぐって、また走り始める。
ここから先はさらに霧がひどくなる。走っていくとメットもジャケットも どんどん湿っていく。カッパに着替えるのも癪なので、そのまま走る。 周りの道では、そこここで一家総出で昆布を干している光景が目につく。 この界隈は、日高昆布のメッカなのだろうか?確かにここの駅には「こんぶもり」 と書いてある。皆様ご苦労様です。そして、だいぶ根室市に近づいてきた。 もう少しで納沙布岬入り口の根室市だ。しかしこんなところに「市」なんてすごいところにみんないるものだ。 ちょっと迷いつつ走っていくと、普通の市街に入る。自分の田舎の都市部と ほとんど変わらない。しかし冬は最高に寒そうで、俺は一生をこんなところで 過ごせるだろうか?なんて考えていたら「納沙布岬 20km」の看板が。
よし、あともう一息だ。天気がよければ最高であろう1本道を進んでいく。 途中霧の中から現れた発電所の巨大な風車にはちょっと驚いた。飛行機が 急に落ちてきたのかと思ったぐらいである。そして、ついに納沙布岬に到着。12:00PM。
相変わらず曇天である。なにはともあれ ハラが減った!写真はさておきツーリングマップルお薦めの店に入り、 カニ丼と鉄砲汁を注文。それでは頂きますっ! ああうめぇ!冷えた体に染み渡るなぁ。
カニ丼は、親子丼のネタが鶏肉の替わりにカニが入っているような感じ。 かつ丼も親子丼も好きな私にとってこれは絶品である。鉄砲汁=カニ汁も 申し分ない。ああ食った食った。というわけで落ちついたところで岬のカニ屋を物色することにする。 3軒ほどあるもののすべての店で売っているのは花咲ガニであった。 Kさんとともに物色する。
威勢のいいあんちゃんが、いけすの中のカニをいちいち取り出して 見せて説明してくれる。花咲ガニはもう旬に入っていて、タマゴをもっている メスが高いんだそうな。あとは目方だねとのこと。怪しげな雰囲気は払拭 できないものの、真面目に説得されるとトーシロのこちらとしてはそうかな? と思ってしまう。適当に踏ん切りをつけ二杯買い、カミさんの実家に送った。 (後で残った足を3本食ったが結構うまかった)。そんなこんなで用事は済んで、順番が後になったが 納沙布岬写真を撮影。 うーむ、今思えばバイクをバックにとっておけばよかった。 何はともあれ、今回のメインイベントの最東端の証拠写真を撮影し、今度は次の 目的地開陽台、裏摩周に向かうことに。
納沙布岬は一周している道道がある。往路は根室半島の下(南側)から入り、 復路は上側を通る。いずれも根室市を通る。上側の道路もやはり霧模様であまり 海側の景色はよくないが、陸側の牧草地帯の緑は気分を和らげてくれる。
順調に根室市に戻る。ここからは再度 R44 に入り西に一旦戻ることになる。 が、根室市をすぎてしばらく走ったところで突然雨が降り出してきた。一時的 なものかと思ってしばらく走ってみたが、雨はひどくなるばかり。ほうほうの 体でたまたま休みだったみやげ物屋のテントを見つけ雨宿り。 ところが雨はなかなかやまない。仕方なく雨装備を始めることにする。 ここで止んでもいつまた降るかわからない天気である。Kさんから「この辺で泊まれる所があれば、今日はそこにしないか?」 との提案が。しかし今日網走にたどり着けないと明日以降キツクなってしまうので 強行に「行きましょう!」にしてしまった。後で聞けば、Kさんのハーレーの 革のサイドバックって1つ¥25万だそうな。これはぬらしたくないよなぁ。 大変すまないことをしてしまった。そのときは、そんな人の気も知らず、 ちょっと小雨になったぐらいで再度走り始める。
R44を厚床まで向かうと R243 の分岐があり、右折する。このあたりから 何もなくなる。ついでにガスも無くなり始める。この先20Km先にホクレンがあるが そこまでどうにかもつかな?でも今日は日曜日だから休みなんてこたーないだろう なぁ?!
R243は途中知床に向かう R244 になる。一瞬間違えてこちらにいってしまったが 戻って再度 R243 へ。さらに走ってホクレン発見。営業中であり助かった。 そのすぐ先で R243 は西に折れ、我々は道道8号に入りさらに北上する。 しかし道道8号に入った途端イキナリダートが始まったのには閉口した。が、 単なる工事区間だったようで 100m ほどでそれは終わった。しかし重いリッター バイクでのダートはほんとおっかねぇや。目指すは中標津方面(たどり着くまで「なかひょうつ」と読んでいた私)。 牧草地と単調な道が続き、中標津を通過し、道道69に入る。中標津空港界隈 からさらに道道150に入ればもう少しで到着だ。しかしこの辺りの道は碁盤の目 というかスーパー直線道路が90度で交差している。道道150も超まっすぐコース。 そして開洋台前の有名な北19号道路。アップダウンがあるので地平線のかなた まで続くと思われるような道である。これを進んで、
開陽台に到着。
開陽台のキャッチコピーは「地球が丸く見える」であり、360度の展望が有名である。 しかしこの日は360度霧(T_T)であった。 ほんと天気が良かったらなぁとつくづく思った。でも360度霧ってのも悪くない 体験だなと、一見前向き、実は負け惜しみの感慨を残し駐車場に戻る。
さて次は裏摩周に行き、知床半島は羅臼までという当初の予定であったが、 すでにここで 16:00 過ぎ。だれだこんなスケジュール立てたのは?まったく! (おめーだ!)知床は論外だとしても裏摩周はどうかな? いけなくはないが、 Kさんを無理やりひっぱってきてしまっているし、今日はあきらめてなるべく 安泰かつ早いルートで宿に向かうとしよう。網走のライダーハウスに電話をして 宿泊可の確認をした。
ってなわけで、北19号の端で写真を 撮り、道道975(西7号:ここも10キロぐらいひたすらまっすぐ)から R244 に入る。 これに乗っていけば自動的に網走に到着する(75kmあるが)。
R244 を走っていき、根北峠に入るころになるとなぜか天気が良くなってきて、 雲が晴れ、夕焼け調にもなってきた。うへー、摩周湖に行けばよかったかなぁと 泣きながら走った。まぁ過ぎたことは仕方ない。夕暮れの中、カッパを着て 黙々と峠を走っていく。峠を越えると斜里で、海沿いの道となる。釧網本線と海を 右手に、小清水原生花園などを左手に見ながら進む。もう日は暮れている。すっかり暗くなってから網走市に入る。去年泊まったライダーハウスあたりを 通り過ぎ、R39方面へ。今日泊まるのは網走湖方面なのでさらに数キロ走る必要 がある。暗く雨もパラつく中、網走湖のほとりをしばし走ってやっと見つけた ライダーハウス。ああー疲れた。お疲れ様でしたKさん。
喫茶・飲食店が経営されているログハウスでチェックインし、ライダーハウスに 荷物を降ろす。おおなかなか広いなぁ。駐車場が砂利だけど細かい砂利なので 問題はない。しかし今日はハーレーが4台。マグナとかアメリカンも多く、我らが オンロードスポーツは私の X11 と ZZR1100 ぐらいだ。
荷物を降ろし、ログハウスに飯を食いに行く。これまたハーレーのオーナーの にーちゃんと3人でまずはビール。かんぱーいっ!ああ労働(?)の後のビールは うめぇや。あんまし食欲は無いのでカレーを注文。向かいの席にはこれまたまた ハーレー1台ずつ乗ってきた夫婦さんが登場。奥さんまでハーレーなんてすげぇ なぁ。ハーレーの話題で盛り上がっていたが疎外感とかは全く無く、 話を楽しめた。そうこうするうちにここでは 20:30 から撮影会があるようで、皆でログハウスの 2階に上がる。おばちゃんが、みんなのカメラで 撮影をしてくれた。 私の隣の赤Tシャツの女性と間のにいさんがハーレー夫妻である。
さて、ライダーハウスに戻って一服するかな。Kさんとハーレー君ほか4人で ビールを買い、バイク話やツーリング情報交換をする。ちなみに明日は私は最北端の 宗谷岬に向かう予定だが、そこの最北端のホクレンの旗は既に sold out だとのこと。 ちょっとショックだが、事前にわかるのはありがたい。それと明日の天気であるが、 全面的に雨模様。ちぇっ、また雨かよ。ま、これも運だ。うまくすりゃ雨に遭遇 しないでもないしな。と楽観的に考える。
Kさんは明日以降別ルートかな?ということで、写真をメールで送る約束を し、携帯電話の番号を交換した。にいさんたちは意外とビールを残していたので それをもらってもう一呑みして、24:00 今日は寝ることにする。 明日は晴れますように(そりゃ無理)。〇本日の走行 5866-6266 =400km
6:00AM起床。やはりというか今日はもう朝から雨。外にある洗面所では、木陰で 雨を避けながら歯磨きである。う○こをし、宿に戻りごそごそしていたらKさん を起こしてしまった。あーあ、ついに今日はのっけからカッパ生活か。リアカウルに何のプロテクトも してないので、カバーの擦り傷が気になるが仕方がない。
7:30AM、重装備をし出発。Kさんに見送って頂いた。二日とはいえ本当によく して頂き、なんか名残り惜しい。またどこかで再開できるといいな。 (Kさんとはその後もメールのやり取りが続いている)そして出発。 R238へ。これもまっすぐ稚内まで通じている。ま、道に迷うことだけはなさそうだ。
今日は昨日のような霧とか一時雨のような生易しいものではなく、本格的な雨で ある。程なくしてサロマ湖にさしかかる。寄らないつもりではあったが、なんと なく昨年訪れたのが懐かしくなり、昨年写真撮影したのと同じ場所で、 濡れそぼった バイク写真を撮影。去年はここからきれいな 夕日を見たんだっけなと、ちょっと寒さにふるえながらタバコを吸う。朝っぱら からの雨で少々ヘコんだ気分で、また走り出す。ほとんどライダーには出会わない。 早々にサロマ湖の道の駅に止まる。
軒先にバイクが1台止まっている。私も同じところに止めた。 店は開いているものの誰もいない。ホットコーヒーを買って呑む。窓の外はベシャ ベシャと雨が降り続くばかり。タバコを吸っているとライダーのにーちゃんが登場。 関西から下道を通ってここまでやってきたのだという。彼は稚内方面から来ている らしいが昨日は晴れていたとのこと。網走方面に行くらしいのでそっちも雨だよと ありがたくもなかろう情報を教えてあげた。今日はどこも雨だな。にーちゃんに 別れを告げ、また雨の中へ。この先はただでさえ何も無い道を ひたすら進んでいくだけである。相変わらずバイクにもあまり遭遇しない。 でもたまーに会うバイクも、同じように濡れそぼって走っているんだなと思うと、 「俺もがんばる、君もがんばってや!」ってな気持ちになってちょっと励みになる。 大きく手を振って挨拶をする。
2時間も走ると、レイングローブは、その用をなさずにウォーターグローブに なってしまっている。数少ない信号停車でグーを作ると水が絞れた。おまけに なんかケツのあたりが冷たくなってきている。やっぱさすがにしみてきたかな。
停車し、バイクのサイドスタンドをかけると ラジエーターシュラウドからどくどくと泥水がでてくる。こうなると、なんか やけくそ。小学校のころ、雨の日に靴が濡れてしまったら最後、後は水溜りを 選んでばしゃばしゃ入っていくみたいな気分になり、雨の中、水溜りを選んで 100km/hで飛ばして見たりもする。なんか大人気ないよなぁ。雨雨雨…なんか 修行をしている気分にもなってきた。
寒いのとシールドの汚れ掃除で、途中の道の駅にはすべて止まる。やれやれ 今日は道の駅のオンパレードだな。スタンプ集めときゃよかったよ。紋別を過ぎ興部で給油。稚内まではまだ150km近くあるなぁ。まだ半分来たかどうか っちゅうところか。はぁ〜。
しかしながら、お昼過ぎたころから、単なる暗い灰色オンリーの空に切れ目が 見え始めてくる。そしてところどころ雨脚が弱まってくるところや、降っていない ところが出始めてくる。枝幸の手前では、路面すら乾いている。お昼も過ぎた頃だし この辺りで飯でも食うかと、マリンアイランド岡島に止まる。 おお、ここは昨年、一日同行した服部青年におごった場所ではないか。 ふーんとか思いながら、ここでは味噌ラーメンを食って体を温める。
おお、ちょっと体があったまったな。しかし、バイクはドロドロだのぅ…
そして、撥水剤の塗りすぎでなんかシールドが曇ったまま取れなくなってしまった。 ちょっとやばいが仕方がない。さらに道中ずっと聞いていたMDウォークマンの調子が おかしい。たかが リモコンとたかをくくってポケットに差していたのだが、さすがに6時間以上雨に さらしていたら発狂してしまったみたいだ(後であけてみたら電子基板にいくつかの チップが刺さっている純然たる電子機器であった)。ついに壊れちゃったみたいだ。 これはタンクバックに突っ込んで、味気ない旅を続行する。雨は少なくなり、クッチャロ湖が見えてきた。今日はほとんど観光なしだし、 ここには寄ってみるか。写真を撮ろうと思っていた時、おあつらえむきにバイク のにーちゃん登場。お互い写真を撮影する。 しかし、にーちゃん雨装備ゼロ。「なんでカッパ着てるんですか?」と来た。 こっちは逆の質問を。彼は稚内から降りてきたらしいが、雨などなかったそうである。 ほほう、そりゃいいや。お礼に「この先は全部雨だよ」と教えてあげた。 信じていない様子だったが、そのうちここでもパラパラ雨が降り出してきて、 やべーとかいいながらにーちゃんは速攻で去っていってしまった。幸運を祈る。 一人残ってもう一枚写真を撮影し、先に進むことにする。
ところどころ若干の雨にあい、本日最後であろう猿払の道の駅に停車する。 この辺りからお約束の風がかなり強く吹いてくる。ここでライダーハウスに連絡を し、風の中、再度走り出す。アメニモマケズカゼニモマケズ海岸通りを進む。この辺りになると雨雲もなくなり 晴れではないが明るくなってきている。そのため高めの海岸から見える海の景色は 結構いいものであった。もしかしたら去年よりいい景色だったかもしれない。 そして、
15:30 ついに 宗谷岬到着!
ああ、長い一日だった。おい、がんばったなX11。話相手がいるわけではなし、 バイクに話し掛ける。ドロドロな X11 も「おうっ」と言ってくれている気がした。 お約束のアリバイ写真と、 記念写真を撮影。髪型が花輪君になって しまった。しかーし!である!今回は昨年みれなかったサハリンがうっすら 見える。これはちょっと感動であった。うん!
よし稚内までもうひとっ走りすっか!稚内までは25km程度。風は相変わらず強いが、そんなに寒いわけではなく(慣れた せいもあるが)順調に市内に入る。ガソリンもそろそろ少なくなってきたし、 最北端のホクレンに入るか。旗がないのは先刻承知だがまぁいいや。とりあえず レシートに「最北端のライダー様」っていれてくれるもんな。なんかの間違いで 旗あるかなぁと思って一応聞いてみたが、店のにーちゃんも申し訳なさそうに 「無い」とのこと。まいいか。
あれれ、面白いことに、ずっと 19km/リットルだった燃費が今日だけ は、17に落ちている。雨の走行抵抗とかあるのかな?後で識者に聞いてみないと。
そして、稚内のノシャップ岬にあるライダーハウスに向かう。ここは2回目だ。 その前にノシャップ岬に寄って行こう。去年と違ってあまり天気はよく ないが、それでも感慨はある。去年感動したもんなぁ。 岬で写真を撮影。雲は晴れつつあるかな。しばし岬で過ごし、ライダーハウスへ。今回も人が少ないなぁ。アベックが 一組だ。ま、とりあえず飯を食いに行こう。おなじみの樺太に飯を食いにいく。 今年は¥3000出してうに丼を食ってやろうと思っていたらおばちゃんと そのメニューがパワーアップしていて¥3500の3倍うに丼であった。 ちょっと抵抗してノーマルの¥3000のうに丼(+イクラ、ホタテ)にした。
値段はさておき、やっぱうめーなぁ。グルメではないのでウニが上等なのかどうかは わからない。でも新鮮なのはよくわかる。そしてイクラがなかなかつぶれない。 つぶれたときのプッチュン!という感触もたまらない。そこそこ満足であった。飯を食って外に出てふと岬方面を見ると、夕日がハゲ頭を覗かせているでわない かぁっ!そういや、今日の日没予定は18:20(岬の看板に書いてある)、 そして今は18:19。
やばいっ!カメラもってきてねぇや。宿のサンダルで 来てしまったのでダッシュ不可能、ヒョコヒョコ走りつつ、後ろの夕日 を振りかえりながら宿に戻りカメラひっつかんで元来た道を戻る。
慌てていたので、 やっぱりサンダルででてきてしまい、ヒョコヒョコへんな音で低速で走っている おっさんに、先に出ていたアベックが振り返る。「いや、今ちょうど日没で、 キレイな夕日を撮るチャンスなんっす」とか聞かれてもいないのに説明をし 先を急ぐ。
が、タッチの差で太陽のハゲ頭が消えてしまった後だった。 去年は雲がかかって夕日が見れなかったから、今年は肉眼ではあるが、 日没の光景がみれたのはラッキー!であった。
というわけで、昨年より15分はやい日没は平和(?)に 暮れていったのである。そして、 宿に戻り若干洗車と洗濯をしながらお約束のビール!そして問題発生。今日の客は以下の通り。
・3名の男女パーティ ・アベック1組それぞれ、別室がありそちらにこもっている。おいおい、じゃ大広間は俺だけ? これはかなり寂しいぞ!一時的にはアベックが大広間のテレビをみてはしゃいで いたので退屈しなかったが、この先どうなることやらと思った。その時、男3人 のライダー登場。おおよかった、やっと仲間が登場だ。これで退屈しなさそうだ。
ってなわけで、4人で彼らの作ってくれたポップコーンを肴に、 バカ騒ぎっ!しかし今日は夕方からビール4本も飲んでしまったのでさすがに疲れもあって、 片付けもせずとっとと寝てしまった。どーもすいません。明日は旭川or美瑛だ。 明日こそ晴れますように!
〇本日の走行 6266-6621 =355km
7:30起床。皆はまだ寝ているようだ。起こさないように外でコーヒーを呑み一服 する。やっぱり曇天で今にも雨が降りそうな天気だ。そして相変わらず風も強い。 支度をし、起き始めたほかのライダーさんに挨拶をして宿をでる。 あーあ、今日もカッパ生活かなぁ。一応上だけカッパを着て、下と荷物カバーは すぐ取り出せるようにした。
宿のおじさんに 写真を撮ってもらい、見送られ、8:45 出発。
ノシャップ岬前の道道は254。これを南下する。が、その途端雨がパラパラ 降り出してくる。げろげろ。雨は一時的なものかと思ったが、路面は濡れはじめ、ついにまた本格的な雨に なってしまった。ちょうど、老人ホームがあったのでその軒先で雨装備を始める。 じーさんに「ご苦労様です」とか挨拶されてしまった。
で、またまた気を滅入らせながら再出発。そして果てし無い直線道路が続く 道道106オロロンラインに入る。でも、雨ではあったが景色はなかなか良く、 雨のオロロンラインというのもまた一興。雨が激しかったのは岬の先端部分あたりだけだったようで、雲の切れ目も でてきた。オロロンラインを進むと、霧っぽい場面はあるものの、路面も乾いて いる。
ひたすら果てしない道路を南下していくと、去年写真撮影した場所にさしかか ったのでバイクを止め、 写真を撮影。去年はちょうどこの 道路の反対側から写真とったんだっけな。
あいかわらず道はただただまっすぐ。 サロベツ原野も広大であった。去年寄らなかった サロベツ原生花園に立ち寄ってみる。 道道444へ入り、オロロンラインからは数キロの距離である。たしかに、 広大なのは良いが花はどこに? まぁ花に興味があるわけではないからいいのだが、一応観光したということでよし!
オロロンラインに戻り、さらに南下する。風が強い立地なのか、そこここに 風力発電設備がある。でけぇなぁとか思いながら通り過ぎていく。
そしてまた歩を進める。道道は天塩からR232に接続される。少し人里に近づいた 感じだ。そしてまた今日も道の駅のはしごだ。まずは、ちょっと小腹減った。 途中の道の駅富士見に到着。レストランもあったが、 ライダーは常にハングリーでなければならない(誰が決めたんだ?)ため 軽くホットドッグを頬張る。
留萌方面からやってきたと思われる HORNET と Z1000 のお兄さん達と話しをする。 雨上がりで虫がすごいらしい。特に HORNET のお兄さんは、バイクと身体の前面が 虫だらけであった。こりゃすごい。天気はお互い同じような感じらしい。この先 大雨はなさそうだ。ってことで出発。霧がちょっとでるものの雨模様から曇り模様に変わりつつある。少し明るい感じ にもなってきた。気分もちょっと良くなり、順調に R232を南下。 交通量はかなり少ない。そして大して走りもせず、羽幌でまた道の駅に入る。 ここでは、YB-1 に乗ったおねえさん発見。別に声をかけるというのではなかったが、 50cc で一人で北海道めぐりってのも大変そうだなぁと思った。もちろんそれをいえば チャリダーさんの方がもっと大変だろうけど…
さて、苫前の前でしばし迷う。このまま内陸に入り、旭川に向かうか?小樽・積丹方面 にいくべきか?i-modeによる天気情報はほぼ同じ。それぞれからの室蘭までの距離も どっこいである。
うーむ、と悩んだ末に、初心貫徹ということで予定通り霧立峠経由で旭川に 向かうことにした。10キロほど走ると、苫前から R239 への分岐となる。というわけで左折。さらに さらに交通量は少ない。峠道ということもあって気持ちの良いワインディングロードが 続く。若干ウェットではあるものの、適度なカーブの連続を楽しめる。これを 繰り返し、霧立峠に向かう。そして途中のパーキングでちょっと タバコ休憩。天気は快方に向かいつつ ありそうな感じ。だがさすがに霧立峠ではちょっと雨がパラツク。気を取り直して 先にいく。
そして、今度は R275 に入り、旭川方面に向かう。ここに入るとほぼ平地であり、 例によってまーっすぐの道が続く。幌加内の道の駅で一服し、旭川に抜ける道道 72に入る。あとはそのまま旭川へ。旭川には 15:00 位に到着。しかし、上空の天気 が急に悪くなってくる。夕方前だと言うのにかなり雰囲気の悪い雲があり暗くなって きている。
市内から、R237に入る。なんかやべー!先を急ごうと思っているまに雨が降り出し、 かなり強い雨となってきた。
うひゃーとかいいながら、セブンイレブンに駆け込む。慌てて荷物やらに カバーをかける。セブンイレブンでは客を装って雨宿りをしていたが、なかなか 雨がやまないので、酒などを買ってごまかす。ここで美瑛のライダーハウスに 電話をしておいた。しかし全然雨がやまない。仕方ないので、向かいのラーメン屋で飯を食うことに する。寒いのでいかにも体が温まりそうな ヒリカラネギ味噌ラーメンを注文。¥850で結構うまかった。
で、ラーメンを味わって一服しても雨は相変わらず。仕方ないので、美瑛に 向かうことにした。バイクに戻って走行準備をしていると、GSX-R750 のにーさん が隣に現れ、「この辺にライダーハウスないっすかね?」。そこで、 旭川と、これから自分が行く美瑛のライダーハウスを教えてあげた。
そして走り出すわけだが、せっかくいままで結構ドライで走ってきたのに、 最後のこの美瑛行きの20kmで全身ズブ濡れのドロドロバイクになってしまった。 ああもぉ〜!また洗車かよぉ!そういやほとんど毎日洗車してるな。ちょっとヘコみながら & ちょっと迷って美瑛駅近くのライダーハウスに到着。 すでに 17:00近い。
ついた途端みんなわらわらと出てくる。おっ、俺を迎えに出てくれたのか? 俺のバイクがそんなに見てぇのか?と一瞬思ったが、皆さん通り過ぎて、どっかに 行ってしまった。どうやら、皆さんで夕食の買出しにいくところにたまたま遭遇 しただけのようであった。宿のおじさんに電話し、到着したことを告げチェックイン。ここの料金は¥500。 ほんとにいいのかなぁ?とか思いつつそれ以上は払わず、部屋に荷物を運び一服して いると、「ジンギスカンをやるから一緒にどうぞ」とのお声が。なるほど、 さっきの買出し隊はジンギスカン料理のためのものだったのだな。
材料がそろったようなので、玉ねぎ剥き&切断要員となる。10人以上の ライダー&チャリダーがおり、皆で鉄板の用意やら料理の準備とかで結構忙しい。 板前のライダーがいたり、手際よく仕切ってくれる世間離れしたライダーありき で結構面白い。
その間にさっきライダーハウスを聞かれた GSX-R750 のにいさんも登場。旭川 のは休みだったそうな。というわけで、 パーティ開始!新潟在住のおやっさんが ジンギスカンを仕切ってくれた。で、マジェスティのオーナーのおにーさん がなかなか面白い。バイクは普通だが、東京都品川在住の板前で、でもなぜか 北海道で4ヶ月農場でバイトし、8月はバイクでさまよっているらしい。来月の バイトはどうするかなぁ?とかいっていたので、まだ滞在するみたいだ。そしたら いったいいつこの人は品川に戻るのであろう?
さらに、ススキノの朝一¥3980のヘ○スの体験談&紹介をしてくれた。 お店の朝の限定割引サービスで、皆並んで待っているらしい。そして、 若くてかなりよかったらしい。これを聞き呑んだ勢いで「これから札幌いこー!」 とか言うにいさんがいたりしておっかねー。この段階では、4リットル特大ボトルの焼酎が1/5ほど空き始めた程度。 ほとんどお開きになりつつ、隣の宿に戻りだす。 私も一旦宿に戻った。そこで天気Webを見て騒いでいた。 途中、酒がなくなり、焼酎を注ぎにいった。そこでは宴会パート2が始まって いた。さっきいなかった、人の良さようなにーちゃんも参加している。
そこでしばしつきあったが、雨の疲れもあって酒を飲みつつ知らん間に寝て しまった。明日は道内最終日だよなぁ…なんて、その時は考える暇もなく寝入って しまったようだ。しかし、その後が大変…
〇本日の走行 6621-6924 = 303km
ぐっすり寝ていたのだがなんだかドカドカうるさい。誰かカベを蹴ってる? 寝相がめちゃ悪い奴だなぁ…とか、うとうとまどろむ。そしてふと気が付くと、真っ暗な中で誰かが、寝ゲロを始めたようだ。
うへー。皆気がついたようで、電気がともる。なぜかさっきの人の良いにーちゃん がパンツいっちょーで寝ゲロっている。さっきの音はこのにーちゃんがもがいていた 音のようだ。
おいおい大丈夫かよぉ?なんでパンツいっちょなのぉ?外に出てみると曇天。バイクは雨露で濡れそぼっている。昨日干した荷物 カバーもまんま濡れている。今日も天気悪いのかなぁ。皆の騒ぎをよそに 外でタバコをふかす。ふと見ると4リットルの焼酎ボトルがカラになっている。 最後に残っていたのは2、3人。それをその人数で空けたわけやね。では寝ゲロ もしかたあるめー。
寝ゲロにーさんは別室に引きこもり、こっちも二度寝に入ったものの、うつら うつらするものの寝つけず、7:00AM起床。日が高くなるにつれ天気はよくなってきて いるようだ。今日は、フェリー乗り場の室蘭に行くだけで、特に観光の予定もない。 でもここでこれ以上やることもない。天気がよくなりつつあることもあり、 なんかむしょうに走りたいなという気持ちが高まりつつある。
というわけで、パッキングを始める。ほとんどの皆さんは起き始めている。 荷物をバイクに載せ、暖気運転を始める。マフラーからの排気が白い。
タンクバックをセットしたら、もう出発だ。皆に挨拶をする。特にお互い名乗る ことも無く、でも楽しい会話が弾んだ皆。楽しかったな。
ここにはまた来てしまいそうな気がするな。そしてバイクに跨りさようなら。 『皆さんも道中気をつけて。良い旅を。』 さまざまな見知らぬライダーに出会い、同じ言葉を繰り返し聞き、そして言った。 ホントいいもんだよな。最終日との感慨も沸き、バイクの旅の良さを改めて噛みし める。そしてアクセルを開け、ライダーハウスを後にする。ってなわけで 8:00AM 過ぎ、R237に出て走り始めたのはいいが、今日はかなりヒマだ。 室蘭まで300kmちょい。室蘭出航は 23:40 である。なにをどう見積もっても 14時間ある。が、まぁいい。今日は余裕のオトナ走行でいってみよーじゃないか (いままでのはコドモかいっ?)。
というわけで、この先の風景写真など取りつつ、やっと見えてきた青空に 「おせーじゃねーかよっ!」とうれしそうに文句を言う。ちんたら走行を続け R237 で南下する。富良野に入りちょっと曇り気味に戻ってしまったが、 雲の合間の芦別岳も悪くない。あとは大きな天気の変化もなく南下する。 ツーリングマップルのページ数がだんだん小さくなってくるのは、帰りに近づいた 証拠であり少し寂しい気がしてくる。
さて、予定なしとはいえ南富良野あたりに寄り道してみよう。R237 は途中で 滝川から伸びている R38 と一旦合流し、富良野で帯広方面と門別方面に泣き別れと なる。R38に入れば南富良野方面である。
そして特に問題なく R38 に入る。ちょっとトイレ休憩に入る。 こういう公衆トイレというのは基本的にあまりきれいではなく、せいぜい 小便ができればしめたもので大の方などはとてもできたものではないというのが 今までの経験であった。なので女性はさぞかし大変だろうなと思っていた。
しかしこの辺りの公衆トイレは全然違う。基本的にログハウス調。入り口は 自動ドアであったりもする。雨水を使用した水洗トイレである。入り口が しっかりしているので虫の侵入も少ない。これはすばらしい。この先は峠とのことだったので、お!またワインディング?を期待したが、 緩めのカーブのみの道であった。そして樹海峠を過ぎ、お約束の道の駅 「南ふらの」で休憩。まだ10:30AM 位であるが朝飯を食っていないことを思い出し、名物らしき「じゃがバター コロッケサンド」とやらを注文。店の中で食うより景色のいい噴水の辺りで 食うのがいいだろう。外に出る。
雲は多いが晴れに近い。いやーこりゃいいやぁ!噴水もキレイに見える。 イスもあるし、じゃーここで飯をくうべし!と、どっかりと腰をおろしたら なんか冷たい。げろげろ、イスは噴水の水でびしょ濡れであった。慌てて 立ち上がったもののジーパンのケツはお漏らし状態。
近くのアベックの前を えへへ状態でカニ歩きし、別の場所に移動。そこでどうにかコロッケサンド にありつけたが、ケツにしみ込んだ水のせいであまり味わえなかった。
諸般の事情でしばらく立ち上がれなかったが、どうにかバイクまで戻る。 走り出せば、痔もち中腰乗りライダー状態でどうにか乾くであろう。というわけで、湿ったジーパンゆえ、妙に吸い付きのいいシートに座り、金山湖 方面に入る。こちらはなかなかのワインディングである。ちょっと路面が悪い ところがあるものの、この頃にはひさびさにお会いできたおてんと様と一緒に、 ワインディングを走る。そこそこキツイコーナーもあり、ハングオン! とかいいつつ実は合法的(?)ケツ乾かしで進んでいく。そして、 金山湖畔に到着。 山が本当にきれいにみえる。それ以上に さわやかな青年風の私 の写真を撮影。撮影はすべて持参の 三脚(ビックカメラ¥1280)を使っての撮影であり、誰もいないところで コッソリ撮影されたのは言うまでも無い。
金山湖を一周し、再度 R237 に戻る。しばらくは何も無い。占冠(「しむかっぷ」 なんて誰も読めないよ)の道の駅で一服。
さらに日高山中を進む。両側が緑の山で下の谷には水も流れ、単調ながら いい景色である。
平取町で鉄道記念館とやらがあり、公園もあるそうなのでそこでまた一服 することにする。どこに止めようかなと迷いつつ結局記念館の 玄関前に 止めてしまった。迷いながらだったので、ちょっとラフに停車。館の前にバイクを 止めた。
別にてっちゃんと言うわけではないので、鉄道記念館には入ることもなく タバコを一服。そして先々の地図を確認する。ううむ、昼も大して過ぎてないのに 今日の行程が終盤に入っているぞ。まぁいいや。どうにかなるだろう。再び車上の人となり、イグニッションを入れる。その時なんか一瞬「あれ?」と 思う。が、癖でそのままスターターボタンを押す。そして、X11のエンジンは 何事もなく始動…するはずであったが、うんともすんとも言わない。
ハーネスから「カチ」と音がするだけ。二度三度試すが同じ。おいおい、 フェリーに乗る最終日に故障かよ?かなり真っ青。でもまぁ落ち着けよ。なっ? よしよし落ち着いたよな。うん。o バイクを外から点検する。問題はない。 o 再度イグニションを入れなおし、フューエルインジェクションの動作を確認。 o ライトの点燈を確認。バッテリではない。ここでひらめく。なるほど、問題は一部分だけであり、セルスターターのみ。 つまりこれはヒューズ切れじゃん。俺ってやっぱし優秀エンジニアじゃん?!♪というわけで、荷物をぜんぶ降ろし、シートを外しヒューズをチェック。 ええと、セルのヒューズは…下から3番目と。スペアあるよな。うん。 で引っこ抜いて見ると見事にきれいなまま。なんの問題もない。
あれー!?慌てて前後のヒューズを確認するが全部問題なし。しまいには、 30A含めすべてのヒューズを見てしまった。うわーこれマジやばい。 行きつけのバイク屋のにーさんに電話することとか、北海道のロード サービスに電話することとか、その軽トラの荷台でバイクと一緒に運ばれて いく自分とかが頭をよぎった。トイレその前に!…ぢゃなくて、まずはその前に!一応念のため、バイクの 取り扱い説明書を冷静に読むことを思いついた。ええと、どれどれ。オーディオ とかその手のマニュアルには「故障とお考えになる前に」の章があるはず。 おおあったあった。「エンジンがかからない時」
・キーは入っていますか。⇒ バカにすんなと思いつつ「はい」 ・キーはONになっていますか。⇒ 同上。 ・ガソリンは入っていますか ⇒ 同上。ああイライラする。 ・ギアはニュートラルに入っていますか?あ”っ…
どうもさっき「あれ?」と思ったのはニュートラルランプがついていなかった ことで、どうもそれはラフに止めたときにギアが入りっぱなしだったための ようだ(ギア入りで止めたことは今まで皆無に近い)。
ってなわけで、ギアをニュートラルにいれたらなんなくエンジン始動。 これまでの30分近くはなんだったの?いやぁ、取説もたまには役に立つという わけですな。あっはっは〜… 虚しい笑いが人気のない場所に響く。気を取りなおして先に進む。歳のせいか昨日辺りから長時間走ると肩から首に かけてかなり痛くなってくる。本日は既にその兆候あり。景色を見るついでに首を 左右に振ったり肩の力をさらに抜いてみたりしたがあまり効果はない。バイクを 降りると解消することから多分このバイクのポジションに問題があるんだろうな。
さらに南下し門別町に入る。ニ風谷ダムを超えればもう海岸に近くなってくる。 ここまではほとんど寄り道観光するところがなかったので最後の観光にと 「日高ケンタッキーファーム」とやらに行ってみよう。この時点では、この場所は ケンタッキーフライドチキンの経営だと思っていた。北海道で取れたて(?)本場の チキンを食うのも悪くないよなと考えた次第。一旦 R235 に入り、ちょっと戻る感じで農道に入り、牧場地帯を抜けていくとそれが あった。あれ?ケンタッキーおじさんが立ってないぞ??おかしいなと思いつつ 珍しくカネ(¥500)を払って入場。
そしてやっとここが馬系牧場のアミューズメントであることを知った。 なんでぇまったく、チキン食いたかったのになぁ(まだ未練たらたら)。
とりあえず入ったしまったのでちょっと中を見てみる。隣には広大な馬場がある。 中には、乗馬のコーナーとかがあり、馬タッチも可能。飯を食えるところがあった が大したことなさそうだし、修学旅行だか遠足のガキがいっぱいいてつまらないので 写真だけとってとっとと退散することにした。ここで14:00。R235へ。後は太平洋岸のR235をぐるっと巡って、室蘭まで100kmという ところである。ここから苫小牧は、北海道の初日の早朝逆方向に走ったところだな。
苫小牧まで特に何も無く順調に進む。ここで、コンビニに立ち寄る。 お店のオバちゃんに天気を聞くとやはり夕方は雨の予報だそうだ。というわけで、 準雨装備に着替えた。
苫小牧のフェリー乗り場前を過ぎ、R36 に入る。この道路の終点が室蘭となる。 そして、予報通り途中から天気が悪くなってくる。R36も海沿いの道であるが、 海風でさらにシケっており、シールドが徐々に曇ってくる。 やっぱし、天気の悪い海岸通りを走るのはかなり気が滅入るなぁ。また最後に 雨かぁ?全く嫌になる。ちまちま休んで登別に近づく。今日の最後のイベントがあるとすれば、この 登別温泉行きである。カルルス温泉もその先にある。 しかし、まだ降ってはいないがいつ雨が降ってもおかしくない天気でもある。 かなり悩んだすえ、とりあえず行ってみる事にした。
2車線の上り道が途中から1車線になり、さらに狭くなっていく。そして路面 には雨の後が。登別についた時にはパラパラ雨が降っていた。かなり気が萎えた 状態になっているのと、日帰り入浴可能な温泉がどれかわからない(一見ホテル 風なのばかり)ということもあり、とりあえず来たという事の 証拠写真のみ撮影し、元の道に戻る。17:00。登別を過ぎれば後は20kmで室蘭である。後は一気に室蘭まで。
途中、高架の室蘭道に入りかなりのペースである。途中フェリー乗り場への右折が あり渋滞していたが、市内の駅前からもいけるはずなのでここはパスする。
最後にいいもんくってやろうと、駅前通りあたりからからうろうろしてみたが 特に何も無い。結局そのまま、室蘭のはずれまで着てしまった。ここには道の駅があり、 できたばかりの 白鳥大橋が一望できる。結局何もなく、 写真撮影だけでおわり。雨はいつ降るかわからん状態だし、しかたないので、 フェリー埠頭に向かうことにする。なにか食うところはあるだろう。フェリー埠頭までは5分。18:00 到着。んげげ、出航までまだ5時間以上 あるよ…。チェックインもまだ行われていない (19:00から)。おあつらえ向きに 3Fにレストランがあったのでそこに向かう。そこでビールと寿司の盛り合わせを 注文。そこそこのネタでまぁまぁおいしかった。
ビールは地ビール。ゆっくり食べてゆっくり呑んだがやはり1時間もかからない。
売店でお土産を少しかって、バイクに戻りバッグに詰める。そうこうするうちに チェックインが始まる。急ぐ必要はないのだが、やることもないので カウンタで乗船受付をする。
その後がさらにヒマ!仕方がないので船の写真を撮ったり、再度 ロビーでビールを飲んだりして過ごす。しかしまだ乗船案内のかかる 22:00 まで かなり時間がある。そうこうするうちに、昨晩ライダーハウスで一緒だった沖縄君登場。 途中でツレもできたようで、二人にビールをおごる。沖縄君は、直江津から 先のフェリーがとれていないので悩んでいた。まぁ無事に着けることを祈る。
だべっていると乗船案内の22:00が近づいてきたので、二人に別れを告げバイクに戻る。 ほどなくして乗船案内があり、フェリーに乗船した。こっちの船内はそこそこまともだ。乗船し、2等寝台に向かう。 個室内手前に荷物を置くスペースがあり快適。1部屋に8人 分のベッドしかないので静かでよろしい。また、2等寝台と1等は2等とは別フロアに なっており別格扱い。ちょっと気分がいい。
ただし、個室では、今までのフェリーと違いそれぞれにコンセントがない。 向かいの柱からコッソリ、ケーブルを引いてしのぐことにした。
行きと違って、かなり空いている。8人部屋だが、結局3人しか乗客がいなかった。まだ乗用車や一般乗客の乗船がまだであり、船内は閑散としている。そうだ、 今のうちに風呂に入ってしまえ!ちゅうわけで風呂に入った。広くて結構きれい である。窓からは外が見え、昼間はさらに気分が良いかも。しかしまだ接岸中で あったので港からは我々のヌードが丸見えであったはず。まいっか。盗撮ネタに なるとも思えないしな。
さて、なんだかんだやってるとすぐに23:30近くなる。出航時刻が遅いせいも ありレストランも25:00まで営業していた。ハラは減っていないので、昨日買った ウイスキーをウーロン茶割にして飲みだす。そろそろ出航かな。
ついに北海道とお別れだ。雨の中ではちょっとヘコんだけど、それはそれで 面白かったよな。全部いい想い出になったよな…と、勝手に自分を納得させる。 また来るからまってろよ。来年会おう!
今度の船では不快な振動もない。室内ではメール見れないので、適当に この道中日記を書き出す。
ウイスキーを3杯ほど飲んだところで眠くなってきた。明日は夕方まで船の上。 夜更かし&寝坊OKなんだけどな。でも、知らない間に寝てしまった。〇本日の走行 6924-7257 = 333Km
7:00AM、目が覚めるた。ああ、良く寝た。ちょっとごろごろして 8:00AM起床。 船外はいまいちの天気。場所は、だいたい三陸海岸沖界隈だそうな。おしまい。
で、なんだかハラが減って、9:00AM朝食とかいってピラフをもりもり食べた。 食堂にはほとんど誰もいなかった。
部屋に戻って、例によってビールを飲み始める。ちょっとだけ仕事をしようかな と思うものの、11:30AM 二度寝に入ってしまった。13:30に寝覚めると、さすがにもう殆どやることがない。落ち着きなく、 プラプラうろうろなにをやるわけではないがウロついてしていた。
16:00ぐらいに小腹へってカップラーメンを食ったぐらいかな。海を見ながらの カップラーメンはおいしかった。そんなこんなで日も傾き始め、17:50 ついに大洗港が近づいてきた。ついにこの 旅も終わりだなぁ。そして下船案内があり、18:40 本土上陸。 おお、帰ぇってきたぜ!待たせたな!
ここからは水戸大洗から2時間の道のりのはずであったが、道を間違え、R51に 入ってしまった。仕方なくしばらく南下し、わけのわからないケモノ道みたいな 国道を経て、土浦でやっと常磐道発見。90キロ近く下道で時間をロスしてしまったが、 あとは順調に飛ばし、首都高に入った。夜景がそこそこきれいである。
そして、21:35。自宅に到着!。
出発時5333であった距離計は、7426キロ を差していた。いや〜お疲れっした!●EPILOGUE
こうして7日間の北海道の旅は終わった。去年の好天から比べると雨天・曇天が 多く、感動レベルとしてはちょっと低め。1/3以上は逆周りとはいえ昨年と同じ ルートでもあった。
しかしやはりバイクで北海道を走るという醍醐味は色あせていない。そう考えると 雨の北海道というのも一興であった。いろんな人との出会いもあり、楽しい日々が 過ごせた。いろいろあったけど、またいきてーな!と思う21世紀の北海道 ツーリングであった。〇本日の走行 7257-7426 = 169km
1.費用
・交通費合計 \48,902
フェリー代 \31,800
ガス代 \11,842
高速他 \5,260
・宿泊費合計 \4,900
・お土産代 \8,990
・飲食タバコ代 \28,408
−−−−−−−−−−−+−−−−
〆全合計 \91,200
2.走行距離
2093km
3.燃費(道内)
・総合燃費(道内)18.9リットル/Km
給油量 95リットル
走行 1795.3
第1稿 2001年9月5日 第2稿 2001年9月7日 YM版改修 2001年9月20日 YM版最終 2001年10月30日