SUMMER-Y2K@北海道! ヤングマシン誌掲載VERSION

1.はじめに

 みなさんこんにちは。香取です。
・生年月日	1964年3月20日(36歳)
・身長/体重	161cm/56Kg
・住所		神奈川県川崎市
・免許歴	1982年 原付、普通免許
		1983年 普通二輪免許
		2000年 大型二輪免許
・バイク歴	1982年 HONDA MB50
		1983年 SUZUKI GSX250E KATANA
		1984年 HONDA CBX400F 〜 1986年まで
		2000年 HONDA CB400SF
		2000年 HONDA X11
 西暦2000年の3月、10年以上の潜伏期間の後、急にバイク病が発症。 年甲斐も無くバイクを買ってしまいました。 契約書にハンコを押して我に返ったのは奇しくも36歳の 誕生日でした。そうして私はCB400SF 乗りになりました。
 以来、休みの度に(休みを勝手に作ってというのが正しいが)、バイク三昧の 生活でした。そして夏が近づくにつれ、若いときにできなかったバイクで 「北海道に行きたい病」を併発するに至ってしまいました。

 考えてみれば、1999年のゴールデンウィーク以来まともに長期休暇はとってい ませんでした。2000年初頭の正月休みはY2K問題対応で未消化。これは8月までの 期間までに取得することが可能(5日間)。でもって夏休み(5日間)も取得可能。 これは「北海道に行きたい病」を治すためにも行くしかない!
 早々と上司に許可をもらい8/15〜8/24までの10日間の休暇を申請。 で、パソコンのオマケでついてきた地図ソフトでええかげんに距離を調べ、 その他は、大した準備もなしに行き帰りのフェリーだけ押さえて、 2000年 8/16(水)、生まれて初めての北海道旅行、きままな一人旅を敢行した のでありました。一応出発前に立てた予定は以下の通りです。

Day/Date   From/To/距離			STAY
1. 16(水)  東京〜盛岡=500Km 		[盛岡市内]
2. 17(木)  盛岡〜大間=240Km、		16:10 大間発〜17:50 函館着 [函館]
3. 18(金)  函館〜札幌=220Km 		[札幌]
4. 19(土)  札幌〜宗谷岬=330Km  	[宗谷岬:野宿?]
5. 20(日)  宗谷岬〜網走=270km		[網走:野宿?]
6. 21(月)  網走(湧別)旭川=230Km	[旭川]
7. 22(火)  旭川〜苫小牧=275Km、	20:15 苫小牧発〜[船中泊]
8. 23(水)  15:30 新潟着〜東京=321Km

2.道中日記

走行開始オドメータ 3562Km
No.日付実走距離予定距離予定移動区間移動区間実績(宿泊)
1.16 水576500東京〜盛岡←(盛岡)
2.17 木326240盛岡〜大間・函館←(函館)
3.18 金305.2220函館〜札幌函館・長万部・寿都・積丹半島(小樽)
4.19 土343.3330札幌〜宗谷岬小樽・留萌(ノシャップ岬)
5.20 日342.3270宗谷岬〜網走ノシャップ岬・宗谷岬・サロマ湖(網走)
6.21 月352.4230網走〜旭川網走・女満別・層雲峡・十勝岳(旭川)
7.22 火307.4275旭川〜苫小牧←(船中泊)
8.23 水351.1321新潟〜東京
-合計29022386   

◆Day:1 8月16日(水)「自走:盛岡へ」

 7:00AM起床。快晴だったが、だんだん曇ってくる。テレビを見ていても、「にわ か雨があるかも。傘をお持ちに…」とかいってやがる。せっかく昨日洗車したのに 初日に降られたくないなー。
 8:45出発。一応、出発前ということで有事に 備えて写真を撮っておく。後で遺影として使われても問題の無いよう気を引き締め るもなんだか寝ぼけた顔の写真に なってしまった。

 我が家は川崎市である。R15から環八を経由し首都高速湾岸線へ。大井南の料金所 での渋滞は0。世間はまだお盆休みというわけやね。この頃には快晴になってきた。 こりゃええ感じだわ。順調に葛西JCTから首都高C2に 入る。
 荒川上を走るここは結構単調。結構長く感じる。しかし、荷物をXバン ドのみで固定しただけのため、橋間のギャップをガコンと踏むたびに荷物が前に少し づつ移動してくる。しまいには、荷物とタンクの間で金つぶしを食らいそうになる。 そこで、手足を突っ張って、「うりゃー!」と荷物を押し戻すのだが、また次の ギャップで荷物がじわじわ前進してくる。
 ガコン・ガコン… 「おりゃー!」
何度も繰り返す内に虚しくなってきた。

 が、荷物と遊んでいるうちに首都高S1に入った。このあたりでやっと東北道入り口 界隈の川口という感じになってくる。しかしすでに60km走っている。がまぁ、この区 間は\700で走れる割りにはながいよなー。ありがてーことだと自分を慰める。
 そして何なく東北道に入る。10:00AM前。しかし、いきなり「盛岡 500Km」! の看板が登場。巨大な字で書いてあり、心情的になんかキツイ。川口まで来た 段階で結構ダレてんのになー。

 というわけで、乗り始めの凝りほぐしに最初の SA で休むことにした。ここから 先は渋滞もないのだが、やはり高速巡行は疲れる。手も足もずっと同じ格好をして いるので、車上コサックダンスでしのいでも100キロも走ると足とケツが痛くなっ てくる。アクセルを離せない右手も同様。よって、4〜50分走ってはSA/PAに 入るという繰り返しになる。うう〜、おっさんはつらいよ。

 というわけで、いろんな場所に停車するのだが、各所パーキングエリアには こちらと同様、大きな荷物をくくりつけたライダーが結構いる。何人かと話しをした が、北海道に行く人はなく、だいたい東北界隈に行くのだという。
 カップルらしきライダー(もちろん女性もライダー)もおり、いいなぁと思った。 パーキングエリアで分かれても結局みなさん同じように休憩をとるようで、 結構再会するケースが多い。旅は道連れとはこういうところからでてきたのかな。 おっさんの私の場合休憩ばっかりで、旅は道連れ余は情けないぞよ。

 でもやっぱり500Km は遠い。なるべく100Km は走行してからと思うのだが、距離が ちょっと短くなったり、100Km走っても休憩が長いとかといった感じになってしまう。 しかしながら、群馬、栃木、福島、宮城と駒を進め、やっと仙台に 15:00。
 でもまだ200Km あるなー。これってだいたい自宅から自分の田舎(静岡県)と同じ 距離だわさ。ま、いくしかあるめー。ってなわけで、途中を省略でどうにか こうにか盛岡に到着。17:30。
 盛岡駅前まで走って駅前のホテルに宿をとった。一泊¥5000。そこそこの ビジネスホテル風。バイクが路駐なのが心配。あと「ご休憩」があるのがちと気に なるがまいいか。
 友人に「盛岡なら冷麺でしょー」といわれ紹介された店が、歩いて50歩のところ にあったので早速食いにいった。結構混んでいたのだが、一人だったのでカウンタに 座ることができた。冷麺の辛口を頼んだ。麺はとてもコシがあり、けっこう腹にた まる。あんまり辛くはなかった。キムチ(白菜、カクテキ、きゅうり)が入ってお り、なかなかいい味であった。しかし、スイカまで入っており、ちょっと?状態。
 で、最後に汁を飲んだが、やっぱしめちゃからかった。要するにスープがあんまり 麺にあんまり絡んでなかったようだ。でも満足。¥900払って店をでる。 隣のローソンで酒を買って帰る。
 シャワーを浴びて、洗濯をする(荷物の量の関係で日数分の着替えはもっていない) でもってビールを飲む。ぷはーうめーや!明日は八戸経由、下北半島は大間まで。 あー、酒飲んだら寝てしまいそうじゃ。

◎本日の走行 576km(予定500)

◆Day:2 8月17日(木)「上陸:函館へ」
 なぜか6時過ぎに目覚めてしまった。今日は余裕の240キロなので 起床予定は7:50 で十分なのだが… (今後、このいいかげんに調べた距離で悩まされることになるとは…)
もうちょっと寝ていようかと思ったけど全然眠くない。ごろごろしていた ものの 7:00 には起きてしまった。ま、フロントは7:00からやっているしいいか。
 身支度をはじめる。うへー、昨日洗濯した靴下が乾いてねーじゃんかよ。しゃー ねぇ走行乾燥とするか。で、新しい靴下、くつしたと…あれれ、な、ないっ!靴下 セットがない〜!げげー、ローソン靴下とか通勤快足買いにいかないといけねぇ のぉ??
 しかーし、カバンの一番奥底に入っていた。ううよかった。 生乾きの靴下履く羽目になるとこだったわい。

 路駐のバイクは無事であった。ホテルの前で無意味に写真を撮り、7:50出発。
 天気は最高。時間も若干早いことと、結構涼しい空気がシャキーン!としていて、 また走るぞという快い緊張感が走る。メットの中で自然と顔がにやつく。
 盛岡インターから再度東北道に入る。今日は距離短いから80km走行。めちゃくちゃ 車が少ないもののこの速度では、ばんばん抜かれる。ちょっと悔しくなったが、 気温22度でありあまり飛ばせない。途中、 岩手山がとてもきれいに見える。あまりきれいなので大して走らないまま、 岩手山S.Aに入って山を見ながら休憩。 そろそろ他のライダーもちらほら出没しだす。

 寒いせいか、みなさん一枚インナーを増やしているようだ。そんなに寒がり でもないと自負していた自分はまだ大丈夫かな。…と思ったのが大間違い。 そこから先の寒いこと寒いこと。 なるべくスピードを出さないようにしているのだが寒い。気温21度に落ちてきたけど 1度の差以上に寒い。どうやら、高度は上がっているようだ。日差しはまだ弱く、 温度が上がるような時間ではない。1時間どうにか我慢して走って、ほうほうの態で 折爪S.Aへ。夏まっさかりだっちゅーに、ここではホットコーヒーを呑んでしまった。
 走行を続け、9:20 やっと温まり出した。荷物を出すのが面倒なので、タンクバック に入れてあった帽子を上着の中につっこんだ。すこしは足しになるだろう。 終点の八戸まではもうちょいだ。

 相変らず、80kmにならずやの超安全運転を続け、八戸に到着。はぁ〜ここは暖かい。 さすがにここいらでは暑いという感じではないな。そして八戸市街を迷いつつ、R45 を青森・十和田方面に入る。程なくして三沢方面の R338 に分岐する。このあたり から周りにナニもなくなってくる。上空に妙にカラスだかとんびが飛び回ってるなぁ と思ったら、三沢基地界隈から飛んでいる軍用ヘリとか軍用機だった。よく見ると いろいろ一杯飛んでて、なんかニアミスにみえるなぁ。俺の上に落ちてくるなよ。

 下北半島は、とにかく単調な道である。海岸沿いの道なのであるが、海岸まで 若干距離があるのと、海岸が絶壁なせいか海が見えそうで見えない。せめて海が 見えれば良い感じなんだが。そうかと思うと牧畜だか酪農だかやっているせいか、 ところどころバフン臭いのにはちょっと参る(下北半島の農家の皆さんごめんな さい)。で、ちょっと町らしいところに入って安心したのもつかの間、一瞬の隙 を突かれてトラックが前に入った。バフン満載のトラックであった。この車が 農協に入るまでの2キロは地獄であった。おいおい!うんちくんがポロポロこぼれて いるぢゃぁねぇかいっ!さずがに、この場合「泥跳ね」ではすまされん。 ヒラリヒラリとよけたものの、絶対後輪はフンでいるにちげぇねえだ。

 時間的には余裕がある(とそのときは信じていた)ので、 途中の公共駐車場に入って、まったり とすごす。軽トラのにーちゃんが、津軽弁で話しかけてくる。「あったらしいバイク じゃね」。当時やっていたNHKの朝ドラの伊東四郎を思いだす。にーちゃんも CB400SFをもっているそうな。で、これから大型二輪の免許取得のため自動車学校 にいくんだとさ。にーちゃん曰く「こっちは半年しかバイク乗れんのだけどね」 と神奈川県民をうらやましがっていた。で、「いんやぁ信号あっと、怖くていげね」 おいおい、よくそれで大型二輪とれるな。とりあえず、別れ際にこの辺りのくいもん 名物は?と聞くと、「とまりの生うに丼でしょー」とのこと。ラジャー!

 で、途中で、発覚。看板登場。なになに?むつ市まで100キロ。フェリー乗り場 の大間まで150キロですとぉ?!既にバイクの走行距離計は150キロを回っている。 ちょっと待てよ。これから150キロさらに下道かよ!?うに丼どころではない。 ちんたら走行のおかげで既に12:00を回っているぅ!フェリーの時刻は 16:00。 くっそー、パソコン地図ソフトめ〜、覚えていろよ!

 途中、田舎道を飛ばす飛ばす。海岸沿いの山道のコーナーは、大荷物を引っさげ ハングオンじゃあ!VTECが効く6750rpm以上を使いまくり、生うに丼の看板を 泣きながらやり過ごし、六ヶ所村やらをにらみながらひたすら陸奥を目指す。 しかし一般道を80km以上でガンガン走っていいものかね?信号ないしまぁいいか。
 どうにか陸奥到着。飛ばしの成果があって結構余裕が出てきた。給油し先を急ぐ。 そろそろ本州最北端に近い緯度だ。おっと、再び太平洋だ。うっひょー、 北海道が見えるぞ見えるぞ!
 途中のレストランの「生うに丼」の看板が目をよぎる。考える間もなく通過。 しかーし。これ逃したら一生食えないかもしれない(大げさ)。ちょっと走って Uターンし、馬車馬のごとく逆走。数十秒でレストランに到着。うに丼くれー! なんか目が血走ってるよ、あんた。

 もともとそんなにうにが大好物というわけではない。でもって地元とはいえ高い (¥2100!)。でも食ってみた。「うっめー!!!(^o^)」これが生うに!量は そんなでもないけど、こりゃうめぇや。ゆっくり食うべきだろうが、そうもいかず 味わいつつ、かっこんで店をでる。けっこういい景色が続き、 大間まであと20Km というところだ。結構楽勝でつけそうだ。下道150Kmを京浜地区の尺度で考え 焦ってしまったようだ。

 さて、当時やっていたNHKの朝ドラ「私の青空」の舞台が大間である(ヒロイン の故郷)。伊東四郎と加賀まりこが両親で、ここにいることになっている。 若干時間があったので大間崎によってみる。石川啄木の碑と、 本州再北端の碑 がある。 写真だけとって元の道にとってかえす。そこからフェリー埠頭までは約10分。
 15:20 埠頭に到着。結局楽勝であった。フェリーは予約してあるので安心だが、 一応窓口でチケットを受け取る。
 函館に在住しているライダーのおっちゃ んとしばし話しこむ。北海道での運転は気をつけるように言われる。こっちが 結構飛ばしているのに平気で脇道から入って来るんだと。 死亡事故が多いそうなので気をつけることにしよー。
 そうこうしているうちに乗船案内だ。バイクを固定してもらって船内へ。 わりと広い船内(座敷)であるが、あえて船外のベンチに陣取る。16:10出航。 伊東四郎に会えなくて残念だったな(いねーいねー)。船内でうとうと仮眠を とる。
 目をさますと、駒ヶ岳が近づいてきた。 1時間50分後、函館港へ。きたぜきたぜ北海道。しかし最初から最後まで携帯電話と i-modeアンテナが消えなかったのはさすがNTTドコモ様。
 船底に戻り接岸を待つ。バイクは最後に下ろされる。車を全部おろしてやっと下船。

 おぉ!北海道!お待ちどうさま!晴れて上陸!18:00。

 函館市街に向かう途中でバイクを止め、今日の宿を get。あってよかったホテルリッチさん。¥5800なら安いべ。ホテルに到着!。 またしても目の前が酒コンビニでありラララ・ラッキー。
 ちょっと一休み。 今日の部屋はモジュラジャック電話。ただしパルス電話だが。メールを get し、飯 time。昼はいいもん食ったし、食った時間も遅いのでラーメンを食うことにする。 歩いて数分のところにラーメン屋があったので、そこで味噌ラーメンを食った。 なんかうまい気がする。¥650。
 さてさて、函館といやぁ、夜景でしょう。 8:00PM を回っているが、バイクで函館山にいってみることにする。 ここからは3キロもない距離だ。速攻で到着した。

 「バイク進入禁止」。なんでぇばっきゃろー!しんじられねー。 ロープウェイに乗るかどうか悩んだけど9:00PM近いというのに長蛇の列。 けっやってらんねぇや!どうせ大したこたぁねぇや(負け惜しみ)と思いつつ、 ちょっとした高台に上がって写真だけとって、戻ってきた。ちょっと残念。
 というわけでまた洗濯。明日はちょっとスケジュール変更して積丹岬にいって みようかな。泊まり目標は小樽かな。またうまいもんをくっちゃる!

◎本日の走行 326Km(予定230)

◆Day:3 8月18日(金)「積丹半島」
 朝7:00前に起床。恨みをこめてホテルの窓から函館山の写真を 撮影し、8:00ホテルを出て函館駅横の朝市へ。毛蟹3つ買う。1つ¥2000の ところ、値切りに値切って送料¥1500込み¥7500を¥4500で get し 実家に送る。
 そのあと、名所「きくや食堂」で巴丼(ほたて、いくら、生うに)¥1350! 朝っぱらからであるが、こりゃうめー!なんか何でもうまいという感じだ。 10:00に函館駅前発。R5を北上。天気は最高。大沼湖に一旦入る。ここから 見える駒ケ岳のきれいなこときれいなこと!ただ、写真を撮ろうと思って 公園の方までいったら、見えなくなってしまった。
 大沼ビールを横目で睨みながら、R5にもどり一路長万部へ。途中の太平洋が とてもきれいだ。遠くにうっすら、うっすら苫小牧方面らしきものが見える。  そして、長万部から道道9号で日本海側に入る。R229で一路積丹半島を目指す。 追分ソーランラインから見える海岸線も同様にきれいである。
 ここから積丹半島まではずっと海沿いの対面1車線の道を走ることになる。 途中からのぼりになり、片方は海もう片方は絶壁という狭い道になっている。 トンネルも多く、これまた狭い。路面もちょっと荒れ気味なのであまりスピードが だせない。とはいうものの、全体交通量が少ないので概ね80キロくらいのスピード がでてしまう。

 余談であるが、この先の余市ではこのようなトンネルで崩落事故が発生し、 多数の死傷者が出したことは記憶に新しい。同トンネルは既に綺麗に修理が施され 慰霊碑もあったが、このような犠牲者があって、我々が安心して走行できるのだと いうことを忘れてはいけない。犠牲者のご冥福を祈りたい。

 いくつかの岬を通過し、ついに積丹岬に到着。バイクを止め、駐車場からちょっと 歩くことになるがここはなんだがめっぽう暑い。岬に出るには登りになっていて 汗だくになる。が、それをしのぐすばらしい景色が広がる。
 いやー来て良かった。もともと積丹半島には来ない予定であったが、天気も良く、 本当にすばらしい景色だ。海の青、 空の青、 山の緑、断崖のクリーム色の コントラストが最高で、心が洗われるようだ。こういうのを見てしまうと、社会復帰 できそうもないな。このおっさんは。 ここ、島武意海岸は日本の渚百景、ということでそちらにもよる。完璧な景色だ。 デジカメではちょっと表現できかねるがこれは一生忘れられない光景になりそうだ。

 積丹岬を後にし、今日は小樽に泊まることにする。ホテルはJRの案内に探して もらった。前日にいろんなホテルにかけまくったが、金曜日ということで空きが なかったものの再度探してもらったら取れた。
 R229から R5 に入るとそのまま小樽駅前まで行ける。ホテルは駅から数分の場所 にあった。しかしちんけな割には高額(¥8000!)であったが仕方がない。 ちょっと贅沢だけどいいか。しかし、寿司とか晩飯を食えるところまでは遠く、 今日はどうでもいいかって感じで近くの長崎屋のデパート地下でうなぎ寿司と 餃子、あとはビール・ワインを買って帰る。今日は呑んで寝るとしよう。積丹岬 での忘れられない良い想い出もできたし、最高の一日であった。
明日は今回のハイライト、ニッポンの最北端を目指すのだ。

◎本日の走行 305.2

◆Day:4 8月19日(土)「北へ(小樽〜ノシャップ岬)
 小樽のホテルを 8:30AM 位に出発する。天気はまたもや上々!暑いくらいである。 R5を上り、まずは石狩を目指すも、途中工事で若干渋滞する。この辺りは道央で あるが工場とかがちらほらあるだけで、ナニもない。どうにか 10:00AM 石狩川沿い のサケ・ファクトリとやらがあり、そこに行く。今日は道北に入ることだし、さらに なにもなさそう。ついては、しばらくうまいものは食えそうもないので、ここで早め の食事にしようと思ったが、レストランは 11:00AM からとのこと。では、すこし サケ・ファクトリでもみてみるか。
 ここは佐藤水産というわりとメジャな水産会社が経営しているところで、サケなど を中心に水産加工品を販売している。イクラやチーズ巻きなど試供品を食べてみるが どれもおいしかった。ただし新鮮ではあるが総じて安いわけではない。
 11:00 となり、レストランで、とろろサケ丼+えびジャンボシューマイ (注:ジャンボなのはシューマイであり、えびではない)を食べた。サケがとても おいしかった。
 そんなこんなをしていたら、既に 12:00PMを回ってしまった。 やばいっ!宗谷岬まではまだ300Km 以上ある!以降、かっとびで走りつづけること になる。

 ここから先、左手に日本海側を見ながら走ることになるが、これもとてもきれいだ。 順調に飛ばしていく。目的地までの1/3くらいの地点が留萌市になる。で、一応 警察には気をつけていたのであるが、ついに留萌の手前の増毛町で オマワリに止められてしまった!
 うーむ、制限速度以内とはいえないが、他の車とあんまし変わらん速度だった のにナゼ!?なんだか駐在所みたいなところに机が並べられていて、他のバイクの 兄ちゃんらしき人間がなにか書物をしている。うー最低だー。げろげろー。 ま、しゃーねー観念するか…

 と思って見なおすと、机の向こう側に座っているのはおまわりではなく、 近所のおばちゃんばかり。なんか変だなと思っていると、おまわりが近づいてきて、 「いやぁお疲れさんです。今日は8月19日ってことでバイクの日なんですよ。 バイクの人は時間があればここでやすんでってもらってんですよぉ」 なるほど、ちょっと力が抜けた。どうりでおばちゃんしかいないわけだ。
 ちょっと休んでいくことにする。席に座らされ、おばちゃんハーレム状態。 お茶、ジュース、お菓子の食い放題。おまけになにやら旗を3本ほどもらう。

 「いやぁおねぇさんに囲まれちゃって大変だァ」とか下世話な冗談をとばす と「うひゃひゃひゃ」「いやだよぉあんたわァ〜」と歯の抜けたおばちゃんの 三重唱の笑いが帰ってきて極めて恐怖のアンビリーバボ…おっとっと、貴重な 経験をさせて頂いた。
 で、葉書までくれて、「おかぁさんに手紙を書きなさい」ときた。おかーさんねー… あ、なるほど、そういや机でなにかかいてたにーちゃんは違反切符にサインして たんじゃなくてかーちゃんに手紙を書いてたわけか。
 とりあえず葉書を書く。でもそうこうしながらその場所で見ていると、あとから あとからライダーが入ってくるが、皆一様にこわばった顔で入ってくるが、 オマワリに話しかけられ、三白眼が途中から安堵の表情に変わって行くのが面白い。
 駐在らしきおまわりのおっさんに「事故だけには気をつけてください」と いわれた。高圧的なオマワリが多い中、親身に接してくれるこういうおまわりさん (ついにオマワリ→おまわりのおっさん→おまわりさんに格上げだ) もいるんだな。おばちゃん達だってバイクにはなんの縁もないと思うのだが、 北海道を訪れるライダーが多いというだけで、こういう人たちが我々ライダー に対してしていろいろ気にして下さるのだから、ちょっとは気をつけねばと思った。 事故を起こしたり、こういった方々に迷惑をかけたりはしないようにと。
 おばちゃんたちに見送られ、再度車上に。

 日本海側の稚内に向かう道は R232 が中心で日本海オロロンラインと呼ばれ、 左に日本海、右に広大なサロベツ原野 がある果てしない道である。で、ただひたすらまっすぐである。 今日は、稚内でなくノシャップ岬で夕日を見ることにした。それでもかなりな 距離になる。
 R232は内陸のR40方面になってしまうので、今度は農道オロロンラインになる。 こちらも異様にまっすぐこんなところで泊まりたくはないっ! ただただひたすらカッとび続ける。しかし、農道(道道)でこんな100Km/h もの スピードだしていいんだっけ? でもどんどんさむくなってくるのでベストを追加。これで140Km で走れる。 さっきのおまわりさんごめんなさい。
 しかしだいぶ時間がおしてくる。利尻島が迫ってくる。日は傾きはじめる。 今日はノシャップをめざし、そこで絶対夕日をみてやるのだ!ガンガンとばす。 利尻島、サロベツ原野とが視界からどんどん遠ざかる。同じように日もどんどん 傾いてくる。時間はもう余り無い。

 走れメロス、夕日は沈む。友は君を待っている。

 飛ばしたいがさらに寒くなってきている。さらに風も強くなってきているようだ。 鼻水をたらしながら、最後の道路に入った。あと10Km。どうにか日没までには間に 合いそうだ。しかしかなりの風速である。そして、

 18:00 ノシャップ岬到着 おれはここだ

 結局雲がかかって海に沈む夕日は見れず。でも きれいな写真は撮ることができた。 最北端ではないけど、ほとんどそういったところに来てしまったんだよなぁ…俺 ってすごいじゃん?!と一人で悦に入って写真やら、夕日やらに夢中になって しまう。この先にロシアとか北極があるんだよなぁ。今日はやっぱしオーロラ はみえんよなぁ。だんだん思考がおかしくなってきているようだ。

 ふとわれに却って、そういや今日の宿のことをすっかり忘れていた。 しかしおあつらえむきに、ノシャップ岬の駐車場から歩けるくらいの距離に ライダーハウス「サガレン」さん があった。よし、今日は初めての試みとして、ライダーハウスに泊まってみよう (すいません、これが普通ですね)。雑貨屋さんの2階がライダーハウスのようだ。 空いているといいけど。
 店のおばちゃんに、「飛びいりなんすけど、今晩大丈夫ですか?」OKであった。 宿泊費は¥1500ポッキリ。今日は人が少ないとのこと。 すぐ後にチャリダーが登場し、全部で6名となった。
 なぜか宿に入った途端、上司から電話が入る。仕事の電話?!でも結局稚内に いることと、ライダーハウスにこれから泊まるという話をしただけで終わって しまった。まいいか。

 15畳に5名。チャリダーさんは別室にいったようだ。ここで持参の銀マットと シュラフがやっと出番を迎える。¥2500で展示処分品であったシュラフにしては 悪くない感じだ。風呂はないが、シャワー室があり、これは助かる。 お、ランドリーもあるな。
 めしは近所の有名(?)なうに丼屋「樺太」。 けっこうライダー雑誌でも紹介されている。しっかし生うにが3倍入っているのは いいけど、¥3000は高いので&店のおばちゃんがしつこく勧めるので、こっち もムキになって¥1500の三色丼にする。それじゃステッカーがもらえないよとか 言われたけど、生うに丼にステッカー代が入ってるだけじゃん。ああ?
 ハラが減っていたせいか、妙なところでムキになってしまった。次回来るときは 素直に生うに丼を食べるとしよう。さて、なにはともあれ、三色丼の内容は いか、とびこ、うに(だと思った)。これはこれで私にはめっぽううまかった。 やっぱり次回も三色丼にしよーかなかぁ。しかしうにばっかり食ってるな俺。

 宿では、体育会系のノリで「うおっす、今晩おねげっすぅ!」みたいな感じで 実は内心どきどきしながら入っていく。しかし、心配は稀有で、みんな同志というか、 バイク仲間という感じですぐ打ち解けていけるのがうれしい。もちろんバイクの話 から始まって、どっから来てどこ行くの?自宅は?出身は?みたいな感じで話が 盛り上る。この日は、信州大学の学生さんと、某Cカメラ会社さんのライダーの 三人で盛り上った。真中が大学生の 服部君で、右がC社ライダーの小山内さん。なんかひさびさにこういう交流があった という感じがする。
 小山内さんは、既に6回目の北海道ライドだそうな。このライダーハウスも 5回目で既に常連状態。
 もう一人の服部君は、ダチとケンカわかれしたいらしい。彼は FZ750R に乗って いるのだが、ダチが BAJA250 で熱ダレでついてこれないことに業を煮やして とっとと先にきてしまったらしい。でも「もう口聞いてくんないかも」とかしょげて いた。そうもいいながらダチと合流するからと、服部君は明日サロマ湖まで 一緒にいきましょうということになった。
旅は道連れ世は情けだな。
23:30就寝。皆寝るのがはやいわ。 もちょっとビールを飲んで自分も寝ることに した。

◎本日の走行 343.3

◆Day:5 8月20日(日)「最北端、そして南へ(ノシャップ〜宗谷岬〜網走)」
 ライダーの朝は早い。というわけでもないが 6:00 過ぎに目がさめてしまった。 眠いことは眠いのだが、起きてしまった。朝のノシャップ岬を写真に収めにいく。 さすがにこの時間はほとんどだれもいない。
 相変わらずめちゃ寒い。16度くらいか。それに今日は天気が悪そうだ。4日間 ピーカンで天気は最良であったが、さすがに今日はどんより曇っている。 本来ならば、今日宗谷岬から樺太をみるつもりだったのだがちょっと期待できない かな。
 服部号とともに、まずは日本最北端のホクレンに向かい、給油。R238とR40の 交差点からR40を南下すること200メートルくらいだからわかりやすい。 ここでホクレンの旗の中でも貴重な「最北端」マークがついた旗をget。
 給油し、今度こそ最北端宗谷岬を目指す。しっかしまじでさびーわ。途中 ちょっと霧雨っぽい感じだ。でも!

 宗谷岬についた。みてくれ! この勇姿(?)を!!!!(隣は服部君です)これが 9:00AM。うーん、 曇ってる、そしてさむいー。18度だ。 でもって、ロシアが見えないー。とりあえず、暖かいコーヒーを飲んで過ごす。 服部君と話しをしていたら歳の話しになって(そういや昨日はそういう話しは しなかったな)服部君が22歳であることが判明。俺の歳はいくつでしょー? と聞いたら25,6だってさ。なかなかいいとを言うではないか青年! 後で飯をおごってあげよう。
 ここで上着を着ることにする。9:30出発。

 さむいー!のであんまりとばせない。さるふつ、 クッチャロ湖と止まる。この あたりから薄日が差してきて、若干暖かくなってきた。途中の道の駅で、海鮮 ミックスフライ(¥1300)を注文。もちろん青年にはおごってあげた。
 ここから先、紋別までなにもない。黙々と二人で走る。湧別を通り、サロマ湖 につく。ここから網走まではもうすこしだな。
 サロマ湖で服部君のダチ君に再会。しかし、戻ることになるので服部君は 私と一緒に網走まで行くことになった。というわけで、網走のライダーハウスに 電話し2名で行くことを伝えリザーブした。

 ほどなくして網走のライダーハウス着。しっかしこの、すんげぇところだ。 ほったて小屋、ポットンべんしょ!傾いて見えるのは、カメラの広角のせいでは なかった。マジ傾いております。しかし、¥800だからしかたがない。 民宿も経営しており、風呂を使わせてくれるのがありがたい。洗濯機も使わせて くれるらしい。これでは文句を言ってはいけませぬ。
 今晩は女性二人のライダーと、タンデムカップルがおり、女性3名。 全員で9名という所帯となった。

 服部君と、そのほか6人で回転寿司に いくことにした。当然最年長であり、とはいうもののさすがに全員におごるのは キツイので「一番たけぇ皿好きに注文しろい!」でカンベンしてもらった。
 夜は撮影会と酒盛りでみんなで大騒ぎ。とにかくみんな若い。ほとんどが学生 状態。東大生、明大生に信州大。やっぱおれって行動10年遅いんだろね。
 しかし今晩うれしかったのは大型バイクが少数派だったこと。この日は服部君 の FZ750と静岡の宮地さんの X4 を除くと全部 400 か 250 だった。

 みんな疲れているせいか23:00前には寝てしまう。俺も寝酒をもうちょい呑んで 寝ることにする。しかし酒がなくなり、宿にあった怪しげな焼酎にも手を出して しまった。今日も走りづめだった気がするが、それはそれで面白かった。 明日からは、もう道央への戻りの旅だな。なんとなく寂しい感じがしてきたが まだまだ楽んでやろう!布団はあったが、今日もシュラフで寝ることにする。

◎本日の走行 342.3

◆Day:6 8月21日(月)「道央(網走〜旭川)と十勝岳」
 昨晩のみ過ぎたせいか、少々二日酔い気味である。今日はゆっくり寝ていたい のに誰かの目覚ましが5時に鳴り始め、全く起きる気配無し。眠かったがついに 起きて、持ち主を探したたき起こした。二度寝に入ったが結局6時半には起きて しまった。
 支度と、ちょっとした洗車を済ませ、7:50 出発用意完了。服部君は、今日は 仲間に合流するとのことで、私とは別ルートで積丹方面に向かうとのこと。 ハットリ君と、他の連中にあいさつをし、7:55出発。

 ライダーハウスを出て数分のところに網走刑務所がある。入ろうとしたら、 関係者以外立ち入り禁止だと。そりゃそうだ。いけるのは博物館網走監獄の方 であった。刑務所にうかうか入って出られなくなったら大変だ。
R238からR39 に入ったところからすぐのところにそれがある。門の前までいったが、まだ二日酔い 気味なのと、あんまし面白くなさそうなので写真だけとって、再びR39に戻る。
 しばらくは単調な道が続く。女満別を越えると北見になる。ローソンで おにぎりとコーヒーを買って先々の地図を見てみる。北見にビールファクトリと やらがある。休憩をかねてここで休むとしよう。
 で結局北見で、ビーファクトリに入れず。どうかんがえても看板はなかったぞ! どーせつまんねぇところにちげぇねぇと勝手に自分を納得させ、北見信用金庫で お金を下ろしておく。ちゃんとお金がでてくるところがうれしい(当たり前)。
 というわけで、次に層雲峡、大雪山を目指す。こいつの眺めはさぞかし絶景 だろう。期待に旨が膨らむ。

 で、石北峠をこえ、R273に入らないといけないのに地図を見間違え、ふもと までおりてしまった(T_T)。またやってしまった。途中の層雲峡の絶壁をしばし 垣間見たがとてもきれいだった。まぁそれを見たということでいいにしよー。 上にいってもきっとつまらないにちげぇねぇ(こればっかし)。 せめてこのまま旭川にいって、うめーラーメンくったるぅ!みたいな感じで、 一路旭川へ。

 旭川といえば、ラーメンである。

 駅前で、るるぶを参照し「ラーメンの蜂屋」に入り、おすすめのしょうゆラーメン をオーダー。結構こってりしていたけど、あんまり俺の口には合わない、なんか変 わった味だった。
 で、ホテルを探して、なるべく駅から適度に遠くて安そうなホテルに入った。 トーヨーホテル。そしたら結構いいホテルだったみたいで、¥7500。ま、最後 の宿泊だしいいか。ロータリータワーとか、千鳥が池に近いいいところでありまず まずのロケーション。おっきな荷物だけおいて、美瑛にでかけて見ることにする。
 一路、R237に入ってまぁーーーーっすぐの道路に。でも30分くらいでついて しまったし、なんもない。ラベンダー畑は結構きれいだった。かなたに十勝岳 も見える。晴れわたってとってもきれいだ。まだまだ15:30.もちょっと足を伸ばして 上富良野経由、十勝岳にいくことにする。給油を終え、登山へ。だいたい20キロの 距離で、山道をガンガンあがっていく。最後に超ウネウネの道を上がると頂上付近の 十勝岳温泉に着く。温泉に入っているだけの時間はないので、近くにいたおばちゃん に 自画写真を頼んで、さらに 熊がでるらしい道をあがって、風景写真だけとって、美瑛方面に戻る。
 途中、大雪山国定公園の入り口があってそこからみえる 十勝岳 がきれいだった。 ふもとにみえる美瑛も。美瑛経由、旭川へ戻り、18:30。

 晩飯はやはりまたラーメンにしようと思った。今度はぜひ味噌ラーメンにこだわ ってみたい。案内を見て行ったミソラーメン屋は休みだった(T_T)。しかたなく ロータリー近くの風連という店に入る。ピリカラねぎ味噌ラーメン+餃子。 これはなかなかおいしい。スープがちょい辛口でミソの味もいい。旭川ではこの ラーメン屋にも是非行ってみましょう。旭川駅前から伸びている道路の延長の ロータリーの円周にあるお店ですのですぐわかります。

 旭川の町はなぜかイルミネーションが多い。といってもラスベガスには程遠いが。 ちょっと写真を撮って、ローソンで酒を買って帰って、呑んだ。
 今日もようけ走った。美瑛も十勝岳も天気がよい状態で見ることができたのは ラッキーであった。さて寝るとするか。明日は道内最終日だな。

◎本日の走行 352.4

◆Day:7 8月22日(火)「北海道最終日:出航(旭川〜苫小牧)
 やはり5:20位に目覚めてしまうものの、今日こそ2度寝に入り、6:50起床に アラームで目が覚める。天気予報では一日雨の模様。まぁ最終日くらいしょうがねぇ かな。ホテルの窓から見える空はどんよりしている。荷物をパッキングし、 荷物を持って下におりる。ちょっとだけ洗車を行い、ホテルを清算。旭川よ さよーなら。今日は北海道最終日だ。
 R12を札幌方面に入る。そのまま苫小牧に入るのは面白くないし、なにせ18:30の 乗船手続き時刻に間に合えばいいわけだから、早く着きすぎてしまう。 よって千歳に一旦寄ることにする。るるぶによればうまいタラバガニをその場で 焼いてくれる店があるそうな。
 しかし20分も走らないうちに、上空にいやな感じの雲があるなと思う間も 無く雨が降ってきた。すかさず、その辺りの店屋の軒先に入った(市街地で よかった…)。が、バイク止めた途端にやんだ。たんなる通り雨だったようだ。 少し様子を見て、大丈夫そうなので、また走り出す。

 が、30キロほど走るとついに雨が降り出してきた。道の駅まであと1.5キロ。 もうちょいだ。。。。着いたがやや濡れてしまった。屋根がなく困ったなぁと 思ったところに屋根付きのちゃりんこ置き場発見!他のちゃりんこをガタガタ 詰めて、バイクを止める。はぁついにカッパ生活か。荷物をビニールにくるみ、 カッパを着る。その頃には雨もやんでいたが油断は禁物である。上着だけカッパ にし、下はいつでも履けるようにタンクバックに入れて再走行開始。
 しかし天気はよくなるばかり。迷いつつずっと走行していたが、ついに太陽 まででてきたので三笠の道の駅に入り、雨モードを解除。すっかりピーカンで 暑いくらいだな。小休止し、走行開始。岩見沢から R234へ。
 ところどころ、怪しげな雲が出没するも、80Km以上の速度で走っていくと、 それもすぐ消えていく。順調にR274,R337と千歳方面に入る。途中北海道らしい 風景があり、見納めだなと思い途中で写真を撮る。
 まもなく千歳駅につく、ちょっと迷ったもののお目当てのカニ屋「海鮮市場」 に着く。12:20くらいで、ちょうどいい時間だ。最後だし、多少金がかかっ てもバリバリ食ってやる!おっと、、駐車場もガラ空きだぜ!
 しかし、開店時間は 17:00 だった(T_T)。
しかたなく写真だけ撮る。次はどうすべと考える。支笏湖が近いことだし、 天気もいいことだし鱒料理でも食いにいくことにしよう。千歳からは約20キロ の道のりである。気を取りなおして、支笏湖に向かう。

 これまた木立の間の道が、かなり綺麗な道である。森林浴をしながら走る 感じである。そして間もなく支笏湖畔着いた。入り口でちょっとミスって ちょっとラフな運転をしたら、後ろからきた車がやや急ブレーキ。ごめんなさい。 でも、そのとき「ゴン!」とか音がした気がする。もう1台後ろの車が追突でも した!?でも、後ろの車は何事もなく駐車場に入っていったので多分大丈夫 だろー。うん。
 駐車場ではバイクはタダだから助かる。これだけはどこにいっても困らないな。 お目当ての飯やにいったけどこれといったものがないので、その隣の飯屋の 姫鱒定食を食うことにする。で、¥1500.食ったけどまぁまぁかな。 ちょっと水っぽい感じの味で、特徴がつかみにくい味だ。でも名物を食ったっ ちゅうことで良しとしよう(あんまり味が薄いのでご飯残してしまった…)。
 さて飯も食ったことだし、時間もあるし、支笏湖でも一周するかなと思い R453方面から走り始める。途中温泉に迷い込んだりしながら、順調(?)にすすむ。 が、オコタンベ方面に入った途端「落石で通行止め」になってしまった。 しかたがないが、オコタンベ湖の写真だけ撮って戻ることに。

 後は、逆走し、R276 で苫小牧方面に戻る。しかしまだ 14:30だ。どうしよう。 そうだ、そろそろガスもないし、ホクレンによってあともうひとつ旗を get しよう。

 しかしホクレンがない!ちょっと足を伸ばして、R36を千歳方面に走ってみたが やっぱりない!!しゃーねーあきらめた。苫小牧東港に向かうとしよう。 場所は勇払。地図で見る限りかなり近そう。ガスもどうにか持つだろう。 で、勇払に入ったが「フェリー」のフの字もでてこない。荒涼としたなにも ないところのかなたに巨大なコンビナートが見える。で、コンビナートは近づいて くるものの埠頭らしい雰囲気ゼロ。やべぇガスが底をつきそうだ。 しかたなくこの工場の守衛所に無理矢理潜入して、そこのおっさんに 「苫小牧東港は?」と聞いてしまった。一応聞いた通りに走り始めたもののいけども いけどもそれらしいものがない。不安にかられたくらいにやっとそれらしい埠頭が 見えた。ほっ。

 乗船手続きをしたものの時刻はまだ 16:00。出航は 20:15 である。げろげろ まだ4時間もある。そういえばガスがないので今のうちにいれてくるか。港の人に 聞いて近くのGSを教えてもらう。「道に出て右に行くのが一番近いスタンドですから」 はいはいわかりました。で右=R235に入る。あ、なんでぇこの道からくればちゃん とフェリーの案内があるじゃんかよ。まいいや。で、で、右に行くがナニもない。 またしても不安にかられつつ(ガスはもうカラに近い)、走ること8キロ。 やっとあった。当然ホクレンではない。しかし、確かに場所の方角はあっているけど、 そこまでひたすら8キロ走るってのがこっちの感覚なんやねぇ…
 給油し、港に戻るが、まだ 17:00.あーひまだー。荷物整理とかしながら 時間をつぶす。で、ふと気がつくとフェリーが接岸中だった。あんまりでかくて 静かなので気がつかなかった。 かなりでかい船だ。 こんなのに乗るのは確か初めてだなー。でもやっぱりヒマ。おもむろにバイクの 掃除とかしたけどまだ18:00前。ええい、待合室に入りビールを飲んでしまえ。
18:45、やっとバイクの乗船案内が入る。船内に入り、ちょっと迷いつつ、でかい 荷物も持って入る。案内で寝台の指定を受ける。電車含めて、寝台ってのも 初めてだなー。寝台はタコ部屋であるものの、一応カーテンで仕切られ狭いものの 結構プライバシーはある。かたや、 普通の二等船室を見ると、一応一人分の場所は確保されているが広いのでガキは 走りまわるわ、オヤジが宴会始めるわで、大騒ぎ。大した値段の違いではないので 寝台を選択したのは正解だったなぁ。
 そして20:20過ぎ、出航。北海道よさようなら。また来年くるぞ。大人しく 待っていてくれ。

 船はかなりの速度がでているようだ。この先どれくらいゆれるかな。 飯(カラアゲ定食)を食って戻って一服したら21:30。あぁ、もう寝てしまおうかな。 なんだか、こうして船にのって普通の飯くったら数時間前まで北海道にいたと いう感じが速攻で失われていくなぁ。いやいやでも、良く走ったことだ。 ほとんど観光してないけど、これはこれで面白かったぞ。なんて考えている 内に眠ってしまった。

◎本日の走行 307.6

◆Day:8 8月23日(水)「帰宅(苫小牧〜新潟〜川崎)
 ああ、良く寝た。上の段のにーちゃんのイビキがすごかったが、気にせず寝れた。
17,000トンの船の旅は快適だ。特におおきな揺れもなく、 8:00AM秋田に到着。 あいにくの大雨である。ここで下船するライダーは大変だな。と思っていたら最後に は晴れて来た。バイクは最後に下ろされるのでどうにか間に合ったかもしれない。

 1時間後、新潟に向け再出航、一路新潟を目指す。若干ゆれは大きくなるものの 船酔いには程遠い程度である。携帯電話がどうにか入る距離で航行しているので、 メールの整理などをしてすごす。朝っぱらからビールを飲んで(^_^)。ちょっと遅い 朝飯にしようかと思って、レストランに行くがちょうど準備中になってしまった。 しかたないので風呂にでも入るか。
 かなり大きな船なので設備は充実している。レストラン、劇場、ゲーセン、卓球場、 浴場、サロン(×2)、ロビーなどなど、20時間(の内、半分くらい寝ているのだが) の航海では退屈しない内容である。
 風呂に入り、飯を食った。今日はカレーライス。もう北海道って雰囲気は無いな。 身支度を整え、パッキングをする。さすがにこれだけ休んでお土産無しはまずいが いかんせんモノが入るスペースがない。たいしたものは買えないが許してもらおう。 これを入れたオカゲで、バックははちきれんばかりだ。帰るまでに破裂しないで もつかなー。
 まだヒマがあったので横になったら、ぐっすり寝てしまった…

なんか静かな感じでパチと目がさめた。しまった!寝過ごした?!
 時計は 14:30 であった。ふ〜、まだ着く前だった。風が強いので、デッキには 出られないが、フォワードサロン(船の一番前のサロン)に行ってみると、新潟港 が近づいている。う〜ん、長旅もこれで終わりだなぁと思った。今日も天気は 上々だ。
 3:00PM下船案内が入る。2甲板に下り、荷物をセット。下船合図を待ち、新潟に 上陸。15:40。よっす!帰ってきたぜ本州さんよ!

 このまま、北陸・関越道に入るのもなんだかつまらないので R7〜R8 を使って、 長岡市方面に入る。新潟市を過ぎると街と街の間は、なんとなく北海道的な感じで、 のほほんと走れる。がそんなことをやっていたら17:00近くなってきたので、長岡 行きは断念し、手前の見附で北陸道に入った。さて気合入れて帰るか。
 順調に関越道に入った。ちょっと疲れ気味なのか1時間も走ると足とかが痛く なってくるので休み休み行く。関越トンネルのあたりでとっぷり日がくれてきたが、 特に問題なく赤城山を越え、前橋に入る。赤城山から下っていくと伊香保・前橋 あたりの夜景が見下ろせるが、結構きれいだった。
 この辺りから気温がぐんぐんあがっていく。というかめちゃくちゃ蒸し暑い。 100Km/hで走って入ても汗ばむくらいだ。いやな感じだなと思って走っていると 高崎JCT 過ぎたあたりで「雨。走行注意50Km規制」の文字が。 げろげろ最後に雨かよ〜。と思っている間にポツポツと来た。だんだん激しく なってくる。そこへうまいこと上里SAが現れる。SAのバイク用駐輪場は屋根が あるのでそこに駐車。この頃には夕立的大雨になっていた。ちょっと濡れて しまった。しばしここで雨がやむのを待とう。

 駐輪場で、支笏湖で遭遇し〜フェリーで新潟までいっしょだった CB400SF の にーちゃんと再会する(この古畑さんとはひょんなことで再会するのである)。 しかし雨が全然やまない。にーちゃんは、先を急ぐということで小雨になった 段階で出発。もちょっと待っていたら、大体やんできたので、いくか〜! と支度していたら再度大雨が降ってきた(T_T)。
 しかたないので山菜けつねうろんを食べて時間をつぶす。これがこの旅最後 の飯だな。
 なんだかんだで1時間くらいたったが、キッチリとはやまない。しかたない ので、雨装備をはじめる。気温・湿度はそのままでむちゃ暑い。うーカッパが 暑い〜。で再度走り始めるが、雨が降っていたのは数キロであった。路面も ほとんど乾いておりバイクもあまり汚れない状況。ということで、再度 高坂SAに入り直し、雨装備を解く。あと100キロで練馬だ。あとはこのまま 走れそうだ。最後の最後に事故ったんじゃばからしいので安全運転で いきましょー。
 23:10 練馬着。ずいぶん時間がかかってしまったが、まぁいいでしょう。 無事がなにより。そこからは環八で自宅へ。
 24:00 自宅に到着。本当に お疲れ様でした。

翌日も休みにしてあったので、全部選択し、バイクも掃除しました。 これですべて終わりました!どうもっす!

◎本日の走行 351.1

走行完了時オドメータ 6465Km

データの部
・総走行距離  2902Km(予定 2386Km)
・ガソリン   118.1リッター(総合燃費24.98 km/L)
・総経費     ¥104,063
     うち → 交通費:¥40,490(フェリー、高速、ガス))
                  宿泊費:¥29,535)

3.その後の私

 この旅行から帰ってきてから、しばらくたった10月、履歴のように 大型自動二輪免許に挑戦しました。教習所ではなく、一発試験でやってみました。 結果的にどうにか3回でとれたので最近は限定解除時代ほど厳しくないのだなと 思いました。もちろん自分なりには、CB400SF で練習、本も買ってみっちり アタマでの勉強もしましたけど。ま、甘かったのかもしれないのですが、 自分的にはマジ超うれしかったです。

 さらにこの一発試験で、例の北海道であった古畑さんに再会することが できました。帰りの関越道で、なにげに「どっかでまた会えますよね」といって 別れたのが現実となり結構これもうれしかった。
 また会いましょうねといってあるのでまたどっかで会えると思いますよ。

 これが2000年11月9日のことでした。20世紀最後のイベントとして満足な結果 でした。満足感と共に20世紀は終わり、晴れやかかつ穏やかな21世紀が私を 待っているはずでした。しかしながら、今度はやはりリッターバイクが欲しく なってくるのがライダーの性(?)です。というわけで、年相応の自制心が働く間 もなく速攻で CB400SF を売り飛ばし、11月22日、かの Super BlackBird の 従兄弟ネイキッド、HONDA X11 を買って しまいました。
 ご存知の通り、かなり好き嫌いの別れるスタイルだと思いますが、私はかなり 気に入っています。ちなみに購入ライバルは SUZUKI BANDIT 1200でした。 国内モデルでもありましたが、私には相応です。
 CB400SF は40万で下取り、X11の車両本体も20万引きであり、かなり 安い出費で購入できました。しかし1年で2台も買っていいのかな? オッケーおっけぇ、ニッポンのバイク屋さん万歳だ。

 というわけで、冬も始まろうとしているこの季節。普通二輪で味わっていた ちょっとした不満足感も払拭され、またしても私の週末バイクライフには拍車 がかかっていったのでした。

 で、めでたしめでたしでこのレポートは終わるはずでした。

 このように順調なリッターバイクライフが始まったかにみえた矢先、そう、 丁度1000kmの慣らしが終わった直後の12月28日。飲み屋の駐車場でバイクを倒し、 足が下敷きになり、右足の指の骨を骨折してしまいました。全治3ヶ月。
 ライダー失格に近い最低の出来事です。以来ずっと反省の日々でした。
 しかしながら、これを書いている2001年3月17日。既に3ヶ月近くを経過し、 かなり順調です。先日3月10日についに念願のライダー復帰を果すことができ ました。

 こんな調子ですが、春の訪れとともにちんたら走っているX11を みかけることがあるかもしれません。身長161cmで、バイクに乗っていると いうよりも乗られている風体ですのですぐわかってしまうかも。

 どこかでこの私@X11を見たら気軽にお声掛け下されば幸いです。 皆様も安全・お元気でバイクを楽しみましょう!

以上
2000年8月25日 初校
2001年3月17日 再編集
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